綱島の歴史を伝える古民家「池谷家」がチャリティーでマルシェに出店、“古物販売”を通じて地域の歴史を伝えます。
綱島西2丁目のパデュ通りなどで事業を営む店舗や企業約100店が所属する綱島モール商店会（黒川亮一会長）は、あす（2025年）10月18日（土）と19日（日）の9時から15時まで、「つなしまモールマルシェ&フリーマーケット」を旧イトーヨーカドー綱島店前の「パデュ中央広場」（綱島西2）で開催します（小雨決行、荒天中止）。
綱島モール商店会があす（2025年）10月18日と19日に開催する「つなしまモールマルシェ&フリーマーケット」の案内チラシ（綱島もるねっとサイト）
昨年（2024年）11月に「マルシェ」イベントとして初開催された際に出店した綱島東1丁目の「池谷桃園」を営む古民家「池谷（いけのや）家住宅」が、19日（日）のみ出店を予定しています。
古民家や近隣で温泉旅館を営んでいた事業者の倉庫に眠っていたという“蔵出し古物”を販売する予定です。
管理している集合住宅で使用していたという「郵便ポスト」（写真）も販売予定。ポスト入れ替えに伴い行き先がなくなったとのことで「数が有るので今回のマルシェで使っていだだける方に購入していただければ本望です」と池谷さん（池谷家提供）
昨年の古物の売上のうち3万500円は、今年2月に岩手県大船渡市で発災した大規模林野火災の義援金としての寄付を行ったといい、「皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。そして今回も売り上げのうち50パーセントを、国内外で発生する自然災害などへの支援として使わせていただく予定です」と、池谷家16代当主の池谷道義（みちよし）さん。
肘掛け、電話台、手拭（てぬぐい）掛など、綱島温泉旅館で実際に使用されていた古物も販売（池谷家提供）
「古い物を再利用、再使用させる事も大きな目的です。皆様よりの浄財を募り、世の中に還元していきたいと考えます」と、今回の出店、そして一つひとつの“古物の再利用”に込めた想いを語ります。
温泉旅館で使用されていた花器（かき＝花を生ける器）やブリキの天水バケツ、火鉢や籐製正座椅子、昭和家電の扇風機なども販売予定。「畳の時代の産物ですが使い方によっては工夫次第で色々な使用方法を提案していきたい」と池谷さんは意気込む（池谷家提供）
「当日、まずは皆様に立ち寄っていただければ」と、池谷さんは、近隣エリアからの多くの来訪を呼び掛けています。
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【参考リンク】
・【出店者追加募集中】10/18（土）19（日）パデュ中央広場にて「つなしまモールマルシェ」開催！（綱島もるねっと）
