今年は“リアル重視”で「日吉に集まろう」をテーマに開催されることになりました。
慶應義塾大学の卒業生である「塾員」で構成する「慶應連合三田会」(事務局:東京都港区、麻生泰会長)は、今月(2025年)10月19日(日)9時から16時まで「慶應連合三田会大会2025」(市瀬豊和実行委員長)を、慶應義塾大学日吉キャンパス(日吉4)で開催します(雨天時は一部イベントの変更・中止、荒天時中止の場合あり)。
慶應義塾の創設者・福澤諭吉(1835~1901)が、「慶應義塾同窓生の集まりをきわめて大切にし、東京をはじめ各地で開かれる大小さまざまの同窓会に進んで出席、 また、広尾の別邸に塾員を集めて大園遊会をひらく」といった、“社中の交流を奨励”していたことが原点になっているという連合三田会(同会サイトより一部引用)。
福澤諭吉の没後、大正時代の1910年代に入ると、「同窓会」の呼称は次第に「三田会」におきかえられ、地域の三田会のほかに会社・職域別の三田会、卒業年度別の三田会もつぎつぎに生まれてきた(同会サイト)といい、1930(昭和5)年には「連合三田会」の名称のもと、塾員が集まるようになったとのこと。
第二次世界大戦で中断するものの、1960年代には塾員が10万人に近づいたこともあり、常時活動できる塾員組織として1963(昭和38)年に改めて新組織「連合三田会(1967年に慶應連合三田会と改称)」を結成。
この頃から毎年、秋の日曜日に日吉キャンパスで全塾員のホームカミングデーである「慶應連合三田会大会」が開催されるようになったといい、卒業10年ごとの塾員(卒業40年、30年、20年、10年)に大会運営の当番を委嘱・依頼して実行委員会を組織しているといいます。
大会当日は卒業50年の塾員を招待しての「記念式典」やコンサート、シンポジウムや模擬店、福引抽選会などの多彩なイベントを開催するといった、約2万人の塾員と家族が来場する「大規模な同窓会」として、今日に至っているとのこと(同会サイト)。
2013(平成25)年に設立され現在に至る「一般財団法人慶應連合三田会」では、日本や世界に880(2024年3月現在)を超える三田会が登録されていることもあり、各三田会が集う場としても、日吉の街が大いににぎわう光景が毎年見られてきました。
今回の大会では、「集え三色旗の下に」というテーマのもと、「実際に日吉の丘に集まろう」とのコンセプトで開催するといい、「せっかくリアルで日吉に集まる故、記念品は大会当日にタイムリーにお渡しいたします。福引についても日吉の大会会場にいないと当たらない賞品もご用意して、みなさまがリアルに参加されたくなる大抽選会にしたい」(特設サイト)と、新型コロナ禍明けからしばらく経ったことでの“リアルでの参加”を呼び掛けます。
「ぜひ日吉にお越しくださるのをお待ちしております」(同)と、開催当日の日吉キャンパスへの多くの来場を呼び掛けています。
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・【前年記事】慶應卒業生が“世代を超えて”集う、2024年「連合三田会」大会は10月20日(日)(2024年10月17日)
・【過去記事】 日吉の丘に集う慶應「連合三田会」、2023年は4年ぶり“制限なし”開催へ(2023年10月13日)
【参考リンク】
・2025年慶應連合三田会大会「集え三色旗の下に」(特設サイト)



