日吉「宮前中町」バス停近くの交差点、事故を経て信号を歩車分離式に | 横浜日吉新聞

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日吉5・6・7丁目の境に位置する十字路の交差点で、今月(2025年)10月10日から歩行者の横断と車の通行を分ける「歩車分離式」の信号機に変わりました。

この交差点は、ハンバーグレストランの「ココス日吉店」(日吉7)や焼肉店の「プレミアムカルビ港北日吉店」(日吉6)があることでも知られ、「宮前中町」や「日吉五丁目」のバス停から至近の場所で、日吉宮前地区と呼ばれるエリアに位置。

10月10日から歩車分離式の信号機に変わった日吉5・6・7丁目の境に位置する交差点、左側が焼肉店、右側はハンバーグレストラン(10月10日)

箕輪町2丁目の日大高校入口交差点付近から川崎市幸区南加瀬との市境となる「一本橋」までを結ぶ“本線”的な市道(箕輪161号線)と、日吉自動車学校(日吉6)や綱島東5丁目方面への市道(箕輪238号線)、山側の日吉5丁目方面への市道(箕輪187号線)が交差しています。

同交差点では昨年(2024年)10月、自転車に乗った小学生右折してきた大型車両にはねられて死亡する事故が発生しており、地域住民や学校(PTA、スクールゾーン協議会)などから安全対策を求める声が港北区や港北警察署に寄せられていました。

箕輪町2丁目から一本橋までの市道「箕輪161号線」が本線的な存在となっており、通行量が多い。周辺は主に矢上小学校(日吉3)の通学路となっている(10月10日)

港北警察署が薄くなっていた横断歩道の塗装を塗り直したうえで、港北土木事務所が脇に赤色塗装を施し、歩道には進入時の注意を促すポールを設置するなどして視覚的に交差点を知らせる対策を実施。

さらに、港北署が横断歩道となる時間と、2つの車道それぞれがとなる時間を完全に分ける歩車分離式の信号機に変え、歩行者の横断と右左折する車の通行が重ならないようにしたものです。

歩行者の横断と車の通行を完全に分離したことで安全性が増した一方、信号機が青となっている時間は短縮

日中で見ると、歩行者用の青信号は10秒を過ぎると点滅し、15秒弱で赤に変わる。次の青信号までは50秒程度を要した(10月10日)

たとえば現時点の日中で見ると、交差点に4つある横断歩道青信号となっても10秒ほどで点滅し、15秒もしないうちに赤信号。次に青に変わるまでは最大で50秒程度待つようになっていました。

港北警察署では渋滞が発生しないかどうかなどを見極め、状況により歩車分離を見直す可能性もあるとのことです。

)この記事は読者の方からの情報提供をきっかけに記事化しました。ありがとうございます。

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【参考リンク】

歩車分離式の信号機に変わった日吉5・6・7丁目の十字路(交差点)(グーグルマップ、宮前中町バス停近く)


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