川崎日吉・夢見ヶ崎の新認可園、“こども服”サブスクやオーガニック給食に挑戦 | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】川崎日吉・夢見ヶ崎新認可園が、“こども服”サブスク(サブスクリプション=定額制の利用)やオーガニック給食を導入。より快適な通園環境の提供を目指す取り組みを行っています。

本社・岩手県盛岡市を拠点に、グループ全体で保育園を中心とした全国71施設(2025年10月8日現在)を運営する株式会社みんなのみらい計画(濱田和人社長)は、今年(2025年)4月1日、幸区南加瀬3丁目のバス通りに、「夢見ヶ崎えほんの森保育園」を新規開園しました。

新川崎交通広場と日吉駅を結ぶバス通り沿い、東日本銀行加瀬支店の跡地に今年(2025年)4月に開園した「夢見ヶ崎えほんの森保育園」(2025年7月)

新川崎交通広場と日吉駅を結ぶバス通り沿い、東日本銀行加瀬支店の跡地に今年(2025年)4月に開園した「夢見ヶ崎えほんの森保育園」(2025年7月)

銀行の支店があった建物を活用してのオープンとなった

銀行の支店があった建物を活用してのオープンとなった

1歳児から5歳児まで、定員60人までの受け入れを可能とする規模での、川崎市認可保育所(認可保育園)としての運営をスタートしています。

新設園ということもあり、今年度は主に1歳児から3歳児までの児童が通園しています。

こどもたちの個性が生かされ、スタッフの働き方が根本から変わる保育園をつくる」との理念のもと、「こどもの成長と子育てを楽しめるせかいをつくる」との「みんなの夢ビジョン2030」を掲げ、“こども中心のやさしい保育”の具現化を目標に園の運営を行っているといいます。

園長の髙橋順子さんは「みんなのみらい日吉園」でも勤務しキャリアを重ねてきた。入口付近で絵本の書棚が園児たちを出迎えている

園長の髙橋順子さんは「みんなのみらい日吉園」でも勤務しキャリアを重ねてきた。入口付近で絵本の書棚が園児たちを出迎えている

どの絵本を手に取るか毎日迷ってしまいそう

どの絵本を手に取るか毎日迷ってしまいそう

元々、銀行支店があった抜群の立地・建物を使用した同保育園は、名称に含む「絵本(えほん)」を自然に子どもたちが手に取ることができる書棚(本だな)を、出入口付近の最も目立つ場所に設置しています。

同園の雰囲気について、2018(平成30)年4月にオープンした「みんなのみらい日吉園」(箕輪町2)での勤務経験もある園長高橋順子さんが、同園での園長に新任。

「当園はとてもアットホームな雰囲気で、職員の自由な発想を尊重する文化があります」と、同社の「夢プロジェクト」という提案制度も活用しながら、より新しい発想で“園づくり”を創意工夫のもと、行っていると説明します。

園の入口に「きょうのこんだて」について掲出。“食へのワクワク感”をもって登園してもらいたいと感じての取り組みの一つとなっている

園の入口に「きょうのこんだて」について掲出。“食へのワクワク感”をもって登園してもらいたいと感じての取り組みの一つとなっている

その中で誕生したのが、オーガニック食材を採用した「アレルギーフリー」の給食メニューの導入や“こども服”サブスクの取り組み。

まずは、「アレルギーフリー」については、小麦や乳製品、卵といった食物アレルギーの主な原因となりうる食材を使用しない献立を積極的に導入しているといい、「調理を担当する職員のアイデアで発案しました」と、子どもたちが“みんなで”一緒に同じメニューを食べられる時間・空間を大切にしたいという思いを込めての取り組みであることを説明します。

小松菜と豆乳とリンゴを使用した「豆乳スムージー」と「ひじきクッキー」。「以前勤務していた保育園ではできなかったことにチャレンジしています」と勤務する職員の一人は語る

小松菜と豆乳とリンゴを使用した「豆乳スムージー」と「ひじきクッキー」。「以前勤務していた保育園ではできなかったことにチャレンジしています」と勤務する職員の一人は語る

また、“こども服”サブスクについては、子どもたちが着用する服を園が用意し、着替えを家庭で用意する必要がないメリットを掲げ、同園のグループでも数少ない新サービスとして導入しています。

「登園時に、着替えを用意し持ち帰る手間を省き、“子どもたちと手をつなぐ”心のゆとりをもってもらいたいと考え、導入しました」と髙橋さん。

登園してきた服を、まずは園で用意している服に着替えることからスタート。

“こども服”サブスクのサービスは同園がグループで3園目(関東エリアでは初導入)。新潟県出身で「新川崎えほんの森保育園」で勤務していた主任の岡部彩加さん(左)と

“こども服”サブスクのサービスは同園がグループで3園目(関東エリアでは初導入)。新潟県出身で「新川崎えほんの森保育園」で勤務していた主任の岡部彩加さん(左)と

「例えば、子どもたちが食べ物をこぼしたりしたり、泥だらけになってしまっりした汚れた服は、園で交換し、園で契約しているクリーニング業者で洗濯を行うので、清潔に過ごしていただける上、洗濯する服の持ち帰りの必要がなくなります」と、帰りには登園してきた服に着替えて帰宅するという“手ぶら登園”が可能になった“こども服”サブスクの大きなメリットを説明します。

服は園児の保護者などからの寄贈でストックも一人あたり3、4セットは用意できているといい、「子どもたちが服を汚しても、仮に破ってしまっても、職員自身が責任を感じてしまうことなく、伸びやかに子どもと向き合い、思いっきり遊べるようになりました」と、職員側にも大きなメリットがあることから、クリーニング費用の一部を園側が負担しての試行であると語ります。

園内でも「着れなくなった洋服」の回収を呼び掛けている

園内でも「着れなくなった洋服」の回収を呼び掛けている

まだ同園での試行としての実施であるものの、“職員の発案”で新たな挑戦を行う同園の取り組みは、働く保護者にとっての力強い「子育て支援」につながりそうです。

)記事の掲載内容については、「株式会社みんなのみらい計画」に直接お問い合わせください

【関連記事】

絵本1万冊でこども図書館の計画も、新認可園「えほんの森」が4月に開園(2020年3月31日)

【参考リンク】

株式会社みんなのみらい計画の公式サイト

☆新園☆夢見ヶ崎えほんの森保育園〜神奈川県川崎市(同)

新川崎えほんの森保育園〜神奈川県川崎市(同)※2020年4月開園

☆令和8年4月新園☆みんなのみらい第2日吉園〜神奈川県横浜市(同)※「企業主導型」保育園として開園予定

法人サポーター会員:株式会社みんなのみらい計画 提供)


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