<東急の乗降人員>新綱島駅は41%増の1.6万人超、綱島駅の減少幅は縮小 | 横浜日吉新聞

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東急新横浜線の乗降人員が着実に増えつつあります。

東急電鉄はこのほど、2024年度(2024年4月~2025年3月)の東急線各駅における乗降人員を公表し、これによると東急新横浜線の新綱島駅新横浜駅が大きく増加していました。

朝の新綱島駅ホームイメージ(資料写真、2024年12月)

2024年度の新綱島駅における乗降人員は1万6473人で、前年度から4800人超増やし、41.3%増を記録。他線の駅と比較すると、東京都内の地下鉄・白金台駅(1万6112人=2023年度)の乗降人員と近い数です。

新横浜駅も前年と比べて1万6500人超増やし23.1%増8万7976人に達しました。この数は東京メトロ南北線などの赤坂見附駅(8万6493人=2023年度)を超し、日比谷駅(9万430人=2023年度)に迫ります。

2024年度の東急新横浜線における乗降人員、日吉は東横線と目黒線でもそれぞれ算出されている(東急電鉄「2024年度 駅別乗降人員・輸送人員」より)

東急新横浜線の開業にともない前年度は15.2%減となっていた菊名駅は0.3%増とプラスに転じ、同じく5.4%減だった綱島は2.2%減と減少幅を縮めました

日吉や綱島、菊名などの東横線各駅では定期券客の割合が高い一方、新綱島新横浜定期外客のほうが多くなっており、新横浜線のさらなる乗客増には通勤・通学客を今後どれだけ取り込めるかが鍵となりそうです。

港北区内・東急各駅の乗降人員(2024年度)

カッコ内は前年度(2023年度)比

  • 日吉:188,797(2.9%)3線合計値
  • 綱島:81,176(-2.2%)
  • 大倉山:49,730(2.4%)
  • 菊名:94,477(0.3%)
  • 妙蓮寺:24,996(2.8%)
  • 新綱島:16,473(41.3%)
  • 新横浜:87,976(23.1%)

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の一部共通記事です

【関連記事】

・【過去記事】<国交省調査>朝の「新綱島→日吉間」混雑率わずか46%、目黒線は127%(2024年8月5日)

・【過去記事】<東急新横浜線>輸送人員は計画値の「7割程度」、定期客定着に時間(新横浜新聞~しんよこ新聞、2024年5月15日)

・【過去記事】<JR東日本の乗車人員>新横浜・菊名・羽沢で減少、“相鉄・東急”の影響か(新横浜新聞~しんよこ新聞、2024年7月30日、JR菊名駅も影響を受けている)

【参考リンク】

東急電鉄「2024年度 駅別乗降人員・輸送人員」(全駅の乗降人員を掲載)


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