港北区に伝わる和の伝統芸能が集う瞬間を、広々としたホール空間で楽しみながら鑑賞しませんか。
港北区民俗芸能保存協会(伊藤武夫会長)は、恒例となった「港北区民俗芸能のつどい」を今月(2025年)6月22日(日)の12時30分から17時まで(12時開場、終了時刻は予定)、港北公会堂(大豆戸町)で開きます。
2013(平成25)年に第1回が開かれて以降、新型コロナ禍での中断を経て、11回目の開催を今回迎える同イベント。
「横浜市港北区には、雅楽あり、太鼓あり、お囃子あり、獅子舞があり、これだけの伝統芸能が残っていることをお伝えできれば」と、同イベントを初回開催時より撮影・収録している「港北ふるさとテレビ局」代表の伊藤幸晴さんは、自身、外資系企業での勤務時代も含めて世界20カ国を歩いた経験もあり、日本、そして港北区に残る“貴重な伝統芸能”が一堂に会するイベントの魅力を熱く語ります。
同保存会に加盟している各団体が、各地域でさまざまな活動をしながら今回のイベントにも臨んでおり、「それぞれの団体が集い、年1回発表する場。各団体の日頃の活動の成果を感じてもらえれば」と、同保存会事務局長で、岸根囃子連(岸根町)で活動を行う浜田正二さんは、それぞれの会の魅力を感じながら鑑賞してもらいたいと呼び掛けます。
今年も、休憩時に行う参加型のイベント「輪踊り体験」の実施も予定されており、地域に残る貴重な日本の文化を継承していくためにも、若い世代も含めた多世代の参加を期待したいところです。
なお、昨年(2024年)に続き、「綱島囃子保存会」が今回も不参加になるとのことで、「来年以降、戻ってきてくれるのを心待ちにしています」と浜田さん。
今年も同イベント会場への入場は無料。事前予約は不要です。
<参加団体・グループ一覧>
- 横浜興禅寺雅楽会(雅楽)
- 小机城址太鼓(和太鼓)
- 菊名囃子連(祭囃子・獅子舞)
- 大曽根夢太鼓どどん鼓(和太鼓)
- 新羽はやし連(祭囃子)
- 和太鼓ユニット三色だんご(和太鼓)
- 港北芸能協会(舞踊)※ゲスト
- 岸根囃子連(祭囃子・獅子舞)
- 鳥山町囃子保存会(祭囃子・獅子舞)
- 桐蔭学園高校 和太鼓部(和太鼓)※ゲスト
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
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【参考リンク】
・「港北区民俗芸能のつどい」の映像や案内(港北ふるさとテレビ局)
・港北区民俗芸能保存協会による各団体の紹介(鳥山町囃子保存会ほか11団体・グループの詳細)