子どもたちに“走る楽しさ”を伝える、大曽根小で6月・10月に「ランニング教室」 | 横浜日吉新聞

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子どもたちに「走る楽しさ」を伝えたいとの想いから企画され、今年で4年目を迎える恒例イベントとして開かれています。

大曽根エリアでスポーツ推進活動を行う「大曽根地区スポーツ推進委員」(滝口政行会長)は、今月(2025年)6月15日(日)10月19日(日)13時から15時まで(12時45分から受付)、大曽根小学校(大曽根2)の校庭で、小学生を対象とした「ランニング教室」を開催します(雨天中止)。

今月(2025年)6月15日(日)と10月19日(日)13時から開催「ランニング教室」の案内チラシ。LINEのオープンチャットでイベント情報やランニングコミュニティについても公開している(大曽根地区スポーツ推進委員提供)

今月(2025年)6月15日(日)と10月19日(日)13時から開催「ランニング教室」の案内チラシ。LINEのオープンチャットでイベント情報やランニングコミュニティについても公開している(大曽根地区スポーツ推進委員提供)

初回は2022年6月に綱島公園(綱島台)で開催し22人の小学生が集まったとのことで、今年が4年目。

過去には8回開催したといい、「これまで、延べ280人の子どもたちが参加してくれました。走るということは運動会はもちろん、サッカー、野球、バスケ、水泳、多種多様なスポーツの基本となります」と、同委員駅伝担当佐々木梨沙さん

いつもの「大曽根小学校」がランニング教室の会場に(過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

いつもの「大曽根小学校」がランニング教室の会場に(過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

新型コロナ禍により「外遊びもできず、仲間と走れなくなった状況からようやく脱した2022年、大曽根小学校の子どもたちに、港北駅伝大会での『大曽根連合チーム』として“走ることは楽しいこと”ということを伝え、陸上競技に興味を持つ子どもたちを育てたいと考えたことがきっかけです」と、毎年冬に開催されている「港北駅伝大会」(同実行委員会主催)での地区チームとしてのつながりづくり、また選手の育成にもつなげていきたいとの思いもあり、イベントを立ち上げたとの経緯を説明します。

「足が速くなりたいというニーズはとても多く、この教室を通じてリレー選手になったよと報告を受けた時にやっていてよかったと感じます。今年の駅伝大会では区間賞で表彰される小学生も多数誕生しました」と、イベントを開催した大きな成果を感じたと語ります。

立ち上げ当初は「綱島公園」で開催されたことも(大曽根地区スポーツ推進委員提供)

立ち上げ当初は「綱島公園」で開催されたことも(大曽根地区スポーツ推進委員提供)

今年は年2回の実施となり、「教室の内容は、なわとびの他にライントレーニングを増やし、陸上競技の基本ドリルのバリエーションを増やします」と、“とにかく楽しく笑顔で参加してもらいたい”との願いを込めて活動を行っているといいます。

6月の申し込みは前日14日(土)の18時まで可能とのことで、「運動会で徒競走で1番になりたい、リレー選手駅伝選手になりたい、そんなあなたの夢、叶えるために、第一歩、当ランニング教室にぜひ参加してみてください」と、多くの申し込み参加を呼び掛けています。

“楽しく”のみならず“コツをつかみ上達を早める”ようにとメニューにも工夫を凝らしているという(過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

“楽しく”のみならず“コツをつかみ上達を早める”ようにとメニューにも工夫を凝らしているという(過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

なお、当日は運動靴、動きやすい服装、帽子の着用、水筒、なわとび、タオルの持参が必要。低学年の参加時は保護者の同伴を呼び掛けています。

「大人向け」ランニングコミュニティも

なお、同イベントの開催を通じて、「ランニングを通じて地域のつながりも強化したいと考えています」と佐々木さん。

イベント情報も、LINEの「友だち」になっていなくてもトークをしたり、情報をキャッチできるサービス「オープンチャット」で情報を公開、オンライン上でのアクセスをよりしやすい環境を整えています。

「走ることでの“夢”を叶えて欲しい」と立ち上げに尽力した佐々木さんも、子どもたちにスポーツや、全てのスポーツの基礎となる走ることの楽しさを教えている(過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

「走ることでの“夢”を叶えて欲しい」と立ち上げに尽力した佐々木さんも、子どもたちにスポーツや、全てのスポーツの基礎となる走ることの楽しさを教えている(過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

また、大人向けのランニングコミュニティ「OSONE FUN RUN(大曽根ファンラン)」もこのほど本格スタートし、「オープンチャット」も活用しての新たな交流の場として立ち上げています。

「まだ10名強の人数ですが、参加者のニーズに合わせて練習内容や時間帯などを模索中です。普段は一人でトレーニングしている方の交流の場が欲しかった、興味はあっても一歩踏み出せなかった方も声がけでもらえると頑張れるなどという声をいただきました」と、佐々木さんは、ひとりで取り組むことも多いスポーツだからこそ、地域での“仲間づくり”に活用してもらいたいと語ります。

大曽根地区に「ランニングコミュニティ」が誕生。世代を超えた交流にも期待感が集まる(「ランニング教室」過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

大曽根地区に「ランニングコミュニティ」が誕生。世代を超えた交流にも期待感が集まる(「ランニング教室」過去開催時、大曽根地区スポーツ推進委員提供)

「港北駅伝」のみならず、広く「走ること」を通じたコミュニティを育む大曽根地区の取り組みが、港北区全体のスポーツ振興にもつながっていくことに大きな期待感が寄せられそうです。

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<港北駅伝>大倉山優勝で綱島・日吉が続く結果に、ゲスト・谷原章介さんの激励も(2025年1月20日)

【参考リンク】

『ランニング教室』参加者募集!!(ハートフル大曽根)※開催概要や過去開催記事へのリンク、問い合わせ先のメールアドレスも掲載

横浜日吉新聞に『ランニング教室』が掲載されました(同)※リンク追記


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