暑さ厳しい夏から、「春・初夏」への移行で、参加する側、運営する側双方に大きなメリットが生じています。
来週(2025年)5月31日(土)と翌6月1日(日)の2日間、「第53回綱島子どもすもう大会」(同実行委員会・綱島地区連合自治会主催)が綱島小学校(綱島西3)の土俵で開かれます。((※)5月31日(土)追記:初日は「悪天候」のため中止になったとのことです)
昨年(2024年)開催から、暑さ対策のため、初めて「5月場所」とも言える、春から初夏にかけての実施に移行。
初日は約110人、2日目も約100人の参加があったとのことで、「参加者のみならず、運営側にとっても大きなメリットがありました」と、実行委員長で港北区スポーツ推進委員連絡協議会副会長(綱島地区スポーツ推進委員協議会会長)の小泉誠さん。
子どもたちのみならず、約90人の実行委員の支えがあってこその大会である状況を踏まえての判断であったと語ります。
特に、近年では、「すもうをスポーツの一つとして理解し、楽しもうという動きがあり、60年超といわれる歴史を誇る「綱島少年相撲(すもう)軍団」の皆さんの練習の日程にあわせ、昨年から2日間にわたる「体験会」を初めて開催。
今年も4月19日と5月17日の2日間にわたり体験会を実施、17日にはあいにくの雨交じりの気候だったものの、未就学児や小学校低学年の児童を中心に約10人が参加、約25人在籍しているという「相撲軍団」の子どもたちとともに、土俵上のルールやすもうの取り方などを学び体験できる時間を過ごしていました。
17日の体験会後には、審判を担当する「審判部」のメンバーが集い、「相撲軍団」監督の黒田真二さん、コーチの鎌田英二さんを交えての審判講習会を実施。開催当日に向けての“勉強会”を、大人たちが実践している姿が見られていました。
なお、「すもう大会」本番では、保育・幼稚園児(4・5歳児=年中・年長)や小学生(高学年歓迎とのこと)が参加可能となっていますが、年代により集合時間が異なっており、事前予約は不要。綱島地区以外の在住者でも無料で参加が可能です。
同じ港北区内ですもう大会を実施している大倉山地区でも、来月6月1日(日)に「大倉山地区少年少女すもう大会」を、初めて夏から初夏に「移行」して実施することが決定しています。
綱島地区では、例年8月最終週に行われることが慣例となってきた綱島諏訪神社(綱島東2、正式名「諏訪神社」)の「例大祭」が、暑さ対策のために9月27日(土)から28(日)に変更されたことが発表されています。
日本全体、また世界を襲う「地球温暖化」の気候変動から、“地域ぐるみ”でそれぞれの身を守る時代が到来。
「春・初夏」開催により時季を変更しての「すもう大会」が、地域にさらなる活気を与えていくためにも、それぞれ健やかに、また無事、継続して実施されていくようにと祈るばかりです。
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・【前回記事】<綱島小>相撲の基本とルールを楽しく学ぶ、4月・5月に「子どもすもう」体験会(2025年4月15日)
・【前年記事】綱島子ども相撲が初の「5月場所」、反響も上々で“春開催”定着なるか(2024年5月27日)
・大倉山「子どもすもう大会」は暑さ対策で6月開催に、練習会の参加も募集(新横浜新聞~しんよこ新聞、2025年5月15日)
【参考リンク】
・第53回綱島子どもすもう大会のお知らせ(綱島地区連合自治会)