新綱島駅や綱島街道、川崎町田線などでもう見かけたり、乗ったりしたでしょうか。
臨港バス(川崎鶴見臨港バス)は2023年度から電気を使う「EVバス」の導入を順次進めており、今月(2025年)5月7日までに全4つの営業所に計11台の配備が完了したと発表しました。
2023年の省エネ法改正では石油や天然ガスなどを使わない「非化石エネルギー」への転換が求められ、バス会社などでは2030年度までに保有台数の5%を非化石エネルギー自動車へ更新すべきとの目安も掲げられています。
臨港バスでは2023年度の浜川崎、神明町(川崎市幸区神明町=川51系統、日95系統など担当)の両営業所を皮切りにEVバスの導入を始め、2024年度には塩浜と鶴見(鶴見区駒岡=鶴03系統、綱23系統など担当)の両営業所に各4台を配備。これまでに計11台を導入済みだといいます。
これらのEVバスは、蓄電池に電気を充電して走行するもので、充電で使う電気についても再生可能エネルギーを由来とする電気プランを契約し、CO2の排出量を実質的に“ゼロ”にしているとのことです。
新綱島駅には鶴見営業所が担当する「鶴03系統」(新綱島駅~トレッサ横浜前~鶴見駅西口)と「綱23系統」(新綱島駅~トレッサ横浜~港北区総合庁舎前~新横浜駅前)、神明町営業所が担当する「川51系統」(新綱島駅~末吉橋~川崎駅西口)が乗り入れているため、最近は乗場にEVバスが停車しているシーンも見られます。
臨港バスでは今後もEVバスの導入を進めるとしており、黒を基調とした空色の車両がめずらしくなくなってくるのかもしれません。
【参考リンク】
・臨港バス「環境への取り組み」(ハイブリッドバスやEVバスの紹介)
・路線図・乗り場案内(「全路線図」には担当営業所も記載)