“横浜国大”らしさあふれる春の学園祭は今週末に。約180人の実行委員が、新入生や進路選択を考える高校生たちを歓迎するためにと準備に奔走しています。
相鉄新横浜線で新横浜駅からわずか1駅の羽沢横浜国大駅(神奈川区羽沢南2)からアクセス可能な「横浜国立大学」(略称:横浜国大・横国大・横国)(保土ケ谷区常盤台)では、春の大学祭「2025年清陵祭」(大学祭実行委員会主催、續木颯委員長)を開催します。

2025年清陵祭のポスター案について紹介。テーマは、「翠星」。「翠」は5月の誕生石エメラルドを指しており、「春から初夏への変わり目の5月、新緑の葉が風に揺らめき、心の中にも芽吹きの兆しが現れます。『翠星』には、爽やかな希望が輝く大学祭になることへの願いが込められています」と説明している(「2025清陵祭パンフレット」横浜国立大学大学祭実行委員会提供)
5月17日(土)は13時から20時30分まで、18日(日)は9時から15時まで、羽沢横浜国大駅からは徒歩約15分の常盤台キャンパスで、学内サークルや団体、実行委員会による本部企画イベントを行います。
約45万平方メートル(東京ドーム約9個分)の広大なキャンパスで新入生たちを出迎える「清陵祭」。
キャンパスの中央北側に位置する野外音楽堂で行うイベント・ステージや、メインストリートや各学部棟で開かれる展示や販売、体験や、飲食販売などの模擬店やパフォーマンスといった多彩な企画が催される予定となっています。
新型コロナ禍による影響を受けた2022年はリモートで開催、2023年から復活開催を遂げたものの、「昨年(2024年)は雨天の影響も大きく、想定より少ない人数の来場となりました」と語るのは、港北区出身の実行副委員長・大井風汰(ふうた)さん。
「高校時代に文化祭などにかかわることを積極的に行えずにきたこともあり、大学では挑戦してみたいと、実行委員会に参加しました」と、“頼れる存在”と委員会の学生たちにも慕われる大井さんらしい、“大学祭に賭ける熱き想い”を穏やかな口調で語ります。
特に、初日(17日)の15時45分から17時15分まで野外音楽堂の特設ステージ(雨天時:経営学部2号館109教室)で開催されるという「1年生企画」を“すごい新しいこと”と表現。
「毎年1年生のみがアイデアを持ち寄り、実現するという毎年恒例の企画なのですが、いったいどんな企画になるのか、楽しみにしてもらえたら」と、開催時に明かすイベントへの期待感を抱いてもらえたらと説明します。
また、広報部会長で、企画部副部局長の重責も担う大阪府枚方(ひらかた)市出身の小谷浩暉(こたにこうき)さんは、ステージ企画の最後を彩る「横国の森フェスティバル」の企画に携わったといいます。
「2日目(18日)の13時から14時まで、野外音楽堂の同ステージ(雨天時:中央図書館1階メディアホール)で開催します。ジャグリングやモダンダンス、和太鼓の3つのサークルが様々なパフォーマンスを見せてくれる企画です」と、各サークルをつなぎ、また同じ時間を共有することでの盛り上がりを楽しんでもらいたいと意気込みます。
キャンパス全域をエリアとする恒例の花火「星華」を、17日の19時45分から20時まで予定していますが、小雨決行、荒天・強風時は中止になるとのことで、「なんとか好天に恵まれてほしい」(大井さん・小谷さん)と、数々の屋外企画が無事に開催できる天候となるようにとの想いを語っていました。
羽沢横浜国大駅前にある複合商業施設「HAZAAR(ハザール)」では、今年2月26日に食品スーパー「ロピア」がオープンして以降、商業テナントの開業が進んでいる状況となっており、周辺エリアの散策も含め、横浜国大を探訪する時間を楽しめる機会となりそうです。
なお、横浜国大では春の「清陵祭」、秋の「常盤祭」の年2回の「大学祭(学園祭)」が開催されています。
今年の「常盤祭」の開催は、今秋10月31日(金)から11月2日(日)までの3日間を予定しており、各部活動や団体、サークルなどの活動が活発化時期として参加団体も100を超えるなど、より大きな規模で行われる予定です。
入学した学生、また受験を検討する学生にとっても、まず「春のスタート」を感じられる貴重な催しとしての「清陵祭」。
近郊、また全国の大学においても春開催の大学祭は少ないだけに、“横国らしさ”を年度のスタート期に感じられる貴重なイベントとして、より広く知られることになりそうです。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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【参考リンク】
・彗星〜2025年清陵祭公式サイト(横浜国立大学大学祭実行委員会)
・ABOUT〜清陵祭について(同)
・アクセス案内(同)※横浜駅から路線バス・横浜市営地下鉄ブルーライン「三ツ沢上町」駅、相鉄本線「和田町」駅からもアクセス可