福澤諭吉と北里柴三郎の物語を日吉で体感、「慶應医学部」誕生を知る公開講座 | 横浜日吉新聞

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近代史上の「慶應医学部」の誕生秘話を知る貴重な講演会となりそうです。

慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)は、あす(2025年)5月10日(土)14時から16時まで(開場13時30分)、「福澤諭吉と北里柴三郎―近代史上の慶應医学部」を、日吉キャンパス内の来往舎シンポジウムスペース(日吉4)で開催します。

「新入生歓迎行事」として開催される今回のイベントは、昨年(2024年)7月から発行された新紙幣「新千円札」に登場する、「近代日本医学の父」としても知られる北里柴三郎と、慶應義塾の創設者・福澤諭吉に焦点を充てた講演会として企画されました。

慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)があす(2025年)5月10日(土)開催「福澤諭吉と北里柴三郎―近代史上の慶應医学部」の案内ポスター(HAPP公式サイト)

慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)があす(2025年)5月10日(土)開催「福澤諭吉と北里柴三郎―近代史上の慶應医学部」の案内ポスター(HAPP公式サイト)

北里柴三郎が、ドイツで世界的な研究者となり帰国したものの、数々の不遇が降りかかったといい、そこに“手を差し伸べた”福澤諭吉に恩義を感じ、無給で医学部長、病院長を引き受け、慶應医学部の設立に至ったといいます。

「医学をめぐる官学との激突」、近代社会における「官と民の相剋(そうこく=対立、争うといった意味)」といった視点で、慶應の歴史や、近代日本における医学政策などについて知り学べる機会となりそうです。

今回登壇する都倉武之教授は慶應義塾三田キャンパス内の福澤諭吉記念慶應義塾史展示館(図書館旧館2階)で副館長を務めている<(資料写真)

今回登壇する都倉武之教授は慶應義塾三田キャンパス内の福澤諭吉記念慶應義塾史展示館(図書館旧館2階)で副館長を務めている(資料写真)

講師は、慶應義塾福澤研究センター教授で福澤諭吉記念慶應義塾史展示館(東京都港区、三田キャンパス内)副館長の都倉武之(とくらたけゆき)さんが担当します。

「世界の秩序や常識と思われている事が、さまざま覆されている、混迷深き今だからこそ、未来へのヒントを得る機会にしてもらえれば」(主催者)と、当日の多くの来場を呼び掛けています。

なお当日の参加費は無料で、定員100人。インターネット上からの参加登録(自動返信による回答確認のみ)が必要です。

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【参考リンク】

福澤諭吉と北里柴三郎―近代史上の慶應医学部(慶應義塾大学の教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)公式サイト)

【HAPP企画 新入生歓迎行事】福澤諭吉と北里柴三郎―近代史上の慶應医学部(慶應義塾大学教養研究センター)

アクセスマップ(同)※「来往舎」への日吉駅からのアクセス・徒歩約2分

「福澤諭吉と北里柴三郎」参加登録(Googleフォーム)※事前登録要、返信はなし


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