高校アメフトでは「慶應塾高」対「日大高校」の日吉対決が実現することになりました。
「神奈川県高校アメリカンフットボール春季大会」(県高校体育連盟主催)では、先月(2025年)4月13日から1回戦、4月20日に2回戦、4月27日に準決勝が行われ、慶應義塾高校(慶應塾高)(ユニコーンズ、日吉4)と日本大学高校(日大高校)(ファイティングブルドッグス、箕輪町2)が勝利。
両チームは、法政大学第二高校(法政二高)に隣接する「法政大学川崎総合グラウンド」(中原区木月大町4)で、今月5月4日(日)15時30分から行われる決勝戦での「日吉対決」に挑む予定です。
高校アメフトの源流は、1946(昭和21)年にアメリカ進駐軍のピーター岡田氏が、大阪の池田中学校、豊中中学校(いずれも旧制、現高校)に、「タッチ・フットボール」(初心者向けと言われる、タックルを『タッチ』に代えたもの)を教えたこととされています。
後に「タッチ・フットボール」は現在の「アメリカン・フットボール」に移行。当初、東京都大会に神奈川県内のチームも参加していましたが、1975(昭和50)年に神奈川県高校体育連盟「アメリカンフットボール専門部」として活動をスタート。
現在は連盟に16校が加入していますが、今回の春季大会では参加14校、11チーム(うち合同2チーム)が戦い、上位3校が5月下旬以降に行われる「関東大会」に進出する予定です。
春季大会は「関東大会」が最終の試合となりますが、秋季大会は「全国選手権大会」の予選として開催、上位3チームは「関東大会」で対戦し、優勝チームは「クリスマスボール」として関西の優勝チームと戦い、全国優勝を目指すことができます。
今回、慶應塾高と日大高校は「関東大会」への切符を得ていますが、両校が決勝戦で戦うのは2013(平成25)年の秋季大会ぶり。春季大会では、1982(昭和57)年に対戦して以来、実に「43年ぶり」の決勝カードとなっています。
日大高校が「関東大会」に出場するのは、県で3位となった新型コロナ前の2019年以来「6年ぶり」となります。
慶應塾高は、春・秋ともに2023年は優勝し「関東大会」に出場していましたが、昨年(2024年)はいずれも出場を逃していました。
日本大学が優勝すれば1997(平成9)年の春以来となるだけに、応援する両校にとっても貴重な対戦機会になることが予想されます。
【関連記事】
・【試合結果】慶應塾高が「日吉対決」日大高を制し優勝、高校アメフト「春の県大会」に熱き声援(2025年5月5日)※リンク追記
・【過去記事】<高校アメフット>9/25(日)に日吉陸上競技場で慶應塾高vs横浜など2試合(2016年9月24日)※現在は「日吉陸上競技場」は試合会場として使われておらず、「慶應義塾嵐が丘グラウンド」で実施。当時までの優勝回数などについても掲載
・【過去記事】神奈川の「高校アメフト」を代表する慶應と日大が日吉で対戦、4/10(日)10時から(2016年4月4日)
【参考リンク】
・神奈川県春季大会4/27(関東高等学校アメリカンフットボール連盟)※準決勝の試合結果。慶應義塾高校と日大高校の関東大会出場が決定)
・令和7年度 神奈川県春季大会(同)※組み合わせ・試合予定(日程)
・アメリカンフットボール部(慶應義塾高等学校)
・学校生活~部活動(日本大学高等学校)※アメリカンフットボール部へのリンク有