大倉山駅で消えたバイオリンが見つかる、地域の人々の「多くの協力」に感謝 | 横浜日吉新聞

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大倉山駅で消えた20年来のバイオリン(ヴァイオリン)が発見され、本人の手元に。「協力してくれた方々に感謝したい」との想いを語ります。

今月(2025年)3月1日(土)の深夜23時30分頃、東急東横線大倉山駅のホーム上のベンチ付近で、港北区在住の女性が、20年来親しんできたバイオリンを紛失。

第三者がその場から持ち去ったことが複数のルートで確認されていましたが、その後、新横浜近郊で発見され、きょう3月24日(月)午後に、港北警察署(大豆戸町)を通じて本人に返却されました。

港北警察署で本人の手元に無事に戻った「バイオリン」(3月24日16時ころ、同署前、本人提供)

港北警察署で本人の手元に無事に戻った「バイオリン」(3月24日16時ころ、同署前、本人提供)

今回、バイオリンの行方が分からなくなって以降、大倉山駅の駅員や商店街、近郊の多くの人々や友人、地域活動を行う人々などと出会い、協力を仰ぐ日々。

「心が折れそうになっても、“大丈夫”“きっと見つかります”とのお声やお励ましもいただき、またインターネットを通じての情報提供もいただくことが出来、バイオリンを探し続ける力となりました」と、地域の人々への感謝の想いを語ります。

バイオリンを受領したとき「大きな声で泣きたい気持ちだったのですが、警察署でしたので、我慢しました」と、バイオリンが見つかり“再会”した際に“ぱっと世界が明るく開けた”かの心境になったと、バイオリンが戻ってきた瞬間の喜びを表現します。

バイオリンが手元に戻った際「ぱっと世界が明るくなったように感じた」とその時の心境を語る(港北警察署、イメージ)

バイオリンが手元に戻った際「ぱっと世界が明るくなったように感じた」とその時の心境を語る(港北警察署、イメージ)

バイオリンケースの中身については、「弓や“松やに”も、無事そろっていました。一つひとつ、元の状態であるかを確認します」と、プロによる確認メンテナンスなどを経て、演奏活動に戻りたいとしています。

地域の人々の協力で、新たな未来への音楽が無事紡(つむ)がれることになったことを喜び、“二度と”「置き引き(遺失物等横領罪)」といった罪が繰り返されない社会になるようにと祈りたいものです。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

・【紛失時の記事】大倉山駅で20年来の「バイオリン」が消えた、区内女性が“戻ってきて”と呼び掛け(2025年3月17日)

【参考リンク】

3/1より行方不明となっていた私の相棒が、無事に手元に戻りました(モネえちゃんによるX(旧ツイッター)のポスト)


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