<綱島駅前>富士そば&しぶそばで「ソースかつ丼」、温泉街時代から続く名物を再現 | 横浜日吉新聞

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綱島温泉街が華やかだった時代から食べ継がれてきたソースかつ丼です。

綱島西口駅前の「富士そば綱島店」と東口駅前の「しぶそば綱島店」(いずれも綱島西1)は、今月(2025年)3月17日から31日(月)までの2週間限定「綱島ソースかつ丼」(税込み750円)の販売を始めました。

子母口綱島線沿いのビル地下に置かれた居酒屋「喜良久(きらく=看板には喜の異字体「㐂」が使われている)」は夜間のみの営業、出入口付近には今回のソースかつ丼販売に関するポスターも見られる(3月18日)

この綱島ソースかつ丼は、綱島西口で「創業八十年」の看板を掲げて今も営業する老舗居酒屋喜良久(きらく)」が提供しているソースかつ丼のタレを使い、両店が若干のアレンジを加えて提供するものです。

現在の喜良久は、綱島小学校入口交差点に近いビルの地下に店舗を置いていますが、かつては「大衆割烹・㐂良久(きらく)」として綱島駅に近い西口商店街(現在の磯丸水産付近)に店を構え、ソースかつ丼は温泉街が賑やかだった時代から“ぶー丼”という名で親しまれてきた名物メニューのひとつ。現在も夜の営業時間内に食すことが可能です。

「富士そば綱島店」は西口駅前にあった田中精肉店跡で2014(平成26)年3月にオープンした

「しぶそば綱島店」は東口駅前に2階建ての建物を新築し2020年3月にオープン、2階にも客席がある

関係者によると、「しぶそば」がファン向けイベントの場で「富士そば」とのコラボメニューに期待する声が上がり、至近距離で営業する綱島に着目して富士そばに打診。昨年秋以降に協業の打診を受けた綱島商店街(商店連合会)と喜良久の協力もあって、綱島ソースかつ丼の提供が実現したといいます。

両店では、綱島温泉街で親しまれてきたソースかつ丼を再現しようと喜良久からタレの提供を受け、店主からのアドバイスも得たうえで開発。

富士そば綱島店の「綱島ソースかつ丼」(税込み750円)は食べ応えのある濃厚な味わい

しぶそば綱島店の「綱島ソースかつ丼」(税込み750円)はキャベツも含め深い味わい

同じソースを使いながら両店ごとに若干のアレンジも加えて生まれた綱島ソースかつ丼は、両店の特徴を知る利用者なら味の濃淡などで“富士そばらしさ”と“しぶそばテイスト”の違いを存分に感じることができる一品に仕上がりました。

現時点では3月末までの限定メニューとし、価格はみそ汁と漬物付きで税込み750円となっています。

【参考リンク】

2025年3月31日まで「綱島を盛り上げましょう!【しぶそばさんコラボ】で綱島ソースカツ丼を期間限定販売」(富士そば=ダイタングループ運営)

2025年3月31日まで「綱島ソースカツ丼【富士そばさんコラボ】で綱島ソースカツ丼を期間限定販売」(しぶそば=東急グルメフロント運営)

居酒屋「喜良久(きらく)」(綱島西1丁目、古くから「ソースかつ丼」が名物、夜間のみ営業)

「富士そば綱島店」など神奈川県内の店舗案内(横浜市内では綱島店が唯一の店舗)

「しぶそば綱島店」などの店舗案内(綱島店は改札外東口の高架下付近に独立した2階建ての建物で営業)


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