2025年の調査でも羽沢横浜国大駅がトップでした。
株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営する「SUUMO(スーモ)ジャーナル」は、今年も慶應義塾大学日吉キャンパスへ通学する一人暮らしの学生向けに「日吉駅まで15分以内の家賃相場が安い駅TOP(トップ)15」をまとめ、先月(2025年)1月31日に発表しました。
昨年(2024年)に続く調査は、相鉄新横浜線の羽沢横浜国大駅(神奈川区)が5.78万円でトップとなっています。
同駅は相鉄・東急の新横浜線で日吉駅まで約11分でアクセスが可能で、近所に横浜国立大学(保土ケ谷区)が位置しているため、学生向けの物件が目立つ点もメリットです。
定期券を購入する際は相鉄と東急両社の運賃と新横浜線独自の加算運賃を支払う必要はありますが、3位の東横線・白楽駅より5000円以上安いのは魅力で、駅前再開発で今年中にはスーパーの進出も取りざたされています。
一方、2位に入った横浜市営地下鉄ブルーラインの片倉町駅(6.2万円、神奈川区)は新横浜駅などで乗り換えの必要があり、同額3位の相鉄・西谷駅(6.3万円、保土ケ谷区)は日吉まで直通できるものの、2社の運賃が必要です。
そうした点から考えると、3位の東横線・白楽駅(6.3万円、神奈川区)や5位の東横線・妙蓮寺駅(6.4万円、港北区)は、両駅ともに商店街が広がるなど買物環境に優れ、東急電鉄は通学定期券が特に安価という点もメリット。
価格面で11位の日吉(7.0万円)は、日吉キャンパスへ通うための定期券も電車通学も不要で、三田キャンパス(都営三田線・三田駅)へも乗り換え無しで行けるなどの利点があります。
なお、調査は日吉駅まで15分以内でアクセスできる路線の駅を抽出し、これらの駅から徒歩15分以内の距離にあるワンルーム・1K・1DK(10平米以上~40平米未満の賃貸)の2024年2月から10月までの家賃相場を調べたものだとのことです。
日吉駅まで15分以内で家賃相場が安い駅のランキングは次の通りでした。
日吉駅まで15分以内の家賃相場が安い駅(2025年)
(※)右側のカッコ内は行政区/日吉駅までの所要時間/乗り換え回数
- 1位:羽沢横浜国大(相鉄新横浜線/相鉄・JR直通線)5.78万円(神奈川区/11分/0回)
- 2位:片倉町(ブルーライン)6.2万円(神奈川区/15分/1回)
- 3位:西谷(相鉄本線/相鉄新横浜線)6.3万円(保土ケ谷区/14分/0回)
- 3位:白楽(東横線)6.3万円(神奈川区/12分/0回)
- 5位:妙蓮寺(東横線)6.4万円(港北区/10分/0回)
- 6位:岸根公園(ブルーライン)6.5万円(港北区/13分/1回)
- 7位:大口(JR横浜線)6.6万円(神奈川区/13分/1回)
- 8位:小机(JR横浜線)6.7万円(港北区/14分/1回)
- 8位:東白楽(東横線)6.7万円(神奈川区/13分/1回)
- 10位:日吉本町(グリーンライン)6.9万円(港北区/2分/0回)
- 11位:菊名(東横線/JR横浜線)7.0万円(港北区/5分/0回)
- 11位:日吉(東横線/目黒線/東急新横浜線/グリーンライン)7.0万円(※起点駅)
- 13位:東山田(グリーンライン)7.05万円(都筑区/7分/0回)
- 14位:高田(グリーンライン)7.2万円(港北区/5分/0回)
- 15位:矢向(南武線)7.3万円(鶴見区/15分/1回)
(SUUMOジャーナル調べ)
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・【前年記事】慶應日吉へ通うなら羽沢横浜国大?、15分圏内駅で家賃の安さトップに(2024年2月7日)
・<東急電鉄>3月15日(土)から「通学定期券」を値下げ、負担軽減へ平均3割(2025年2月6日、私鉄の通学定期券はJRや地下鉄などよりもともと安く設定されているが、東急ではさらに割り引く予定)
【参考リンク】
・【慶應義塾大学】一人暮らし賃貸の家賃相場ランキング2025年! 日吉&三田キャンパス周辺のクチコミ&オススメ情報(2025年1月30日公開、SUUMOジャーナル)