綱島西6丁目「さくら公園」で桜の木をリニューアル、“777日前”記念植樹も | 横浜日吉新聞

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「さくら公園」として地元に親しまれる綱島西6丁目公園で、老齢化した桜の古木を植え替える取り組みが進んでいます。

横浜市港北土木事務所(大倉山7)は、あす(2025年)1月31日(金)午前、綱島街道やアピタテラス横浜綱島にも近い「綱島西六丁目公園」(綱島西6)で3本の桜の記念植樹を行います。

「広報よこはま」港北区版2025年1月号で告知された「綱島西六丁目公園の桜の木のリニューアル」についての記事(港北土木事務所提供)

「広報よこはま」港北区版2025年1月号で告知された「綱島西六丁目公園の桜の木のリニューアル」についての記事(港北土木事務所提供)

2027年3月から9月まで、旧上瀬谷通信施設(旭区・瀬谷区)で開催予定の「GREEN×EXPO2027(グリーンエキスポ)」(国際園芸博覧会)の、ちょうど777日前となることから、これを記念し行われるもので、「ちょうど、桜の古木を伐採したばかりの同公園での植樹のタイミングで実施します」と、同土木事務所で下水道・公園係長を務める本田昌幸さん

公園全体を囲うように桜のソメイヨシノが植えられていますが、「13本の桜が植えられていましたが、2年前(2023年)にうち1本を伐採、植樹を行っています。樹木医により、危険と診断された3本のソメイヨシノを昨年春に伐採、今回、その場所に高さ2、3メートルほどの桜の苗木を植樹します」と、本田さんは、周辺の地域住民に“何を植えるべきか”とのアンケートも実施、要望が多かったソメイヨシノを植えることに至ったと説明します。

綱島西六丁目公園には「公園全体を囲うように」ソメイヨシノが植えられている(2024年4月、港北土木事務所提供)

綱島西六丁目公園には「公園全体を囲うように」ソメイヨシノが植えられている(2024年4月、港北土木事務所提供)

同公園の「公園愛護会」にも所属し、月1回程度、同公園の清掃活動も自治会ぐるみで行っているという、綱島西広町自治会リーダーの小林孝太郎さんは、「この付近にはかつて神奈川県の県営住宅があり、当時から、いまや70年来の古木となった桜の木が植えられていたようです」と公園と桜のルーツについて語ります。

そして、「近隣の幼稚園や保育園の子どもたちや保護者が遊びに来る場として、再び桜を植えたいという結論に至りました」と、自身、50年ほど前に転居してきた際にもすでに植えられていたという、公園の四方の桜が囲む「さくら公園」の美しさを、次世代を担う子どもたちにこそ伝えていきたいと語ります。

いつまでも「子どもたちの心に残る」原風景として「さくら公園」の桜が見られるようにと祈りたい(2024年4月、港北土木事務所提供)

いつまでも「子どもたちの心に残る」原風景として「さくら公園」の桜が見られるようにと祈りたい(2024年4月、港北土木事務所提供)

かつて「綱島子供(こども)の遊び場」とも名付けられていたというこの公園は、県から市が土地を無償借用した用地に施設を整備し、1990(平成2)年6月から市の管理に移行しています。

記念植樹は短時間のセレモニーを予定しているとのことですが、「昨年植えられた1本のソメイヨシノもだいぶ大きく育ってきました。ぜひ併せご覧いただければ」(本田さん)と、記念植樹当日、またそれ以降の桜の木の日々の“見守り”を、広く地域住民に呼び掛けています。

【関連記事】

・【当日の様子】次世代に“桜の風景”を残したい、晴天の綱島西6丁目「さくら公園」で記念植樹(2025年2月3日)※リンク追記

・【前年記事】2024年「桜」が見ごろ、金蔵寺、下田町、高田西公園など日吉・高田周辺(4月4日)(2024年4月5日)

日吉の市営「さかえ住宅」解体は1月開始、桜も伐採で“想い出をいつまでも”(2023年12月26日)

日本とアメリカつなぐ“シドモア桜”、慶應日吉に植樹で「歴史を伝えたい」(2023年3月24日)

【参考リンク】

綱島西六丁目公園の桜の木をリニューアルします(広報よこはま港北区版 2025(令和7)年1月号・マイ広報紙)

公園案内 綱島西六丁目公園(港北区港北土木事務所)

綱島西六丁目公園の場所(Googleマップ)※アピタテラス横浜綱島から徒歩約5分、新綱島駅・綱島駅から徒歩約10~11分

GREEN×EXPO 2027の開催に向けた機運醸成の取組(港北区区政推進課)


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