子どもや初心者でも季節感を感じながら楽しめる「クリスマス・コンサート」がメインテーマ。地域への感謝の想いを込めた演奏会になるとのことです。
慶應義塾大学の公認団体で、日本最古のアマチュア学生オーケストラとして知られる「慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ」の、各パートで恒例となっている演奏会が、今年度(2024年度)も日吉や近郊エリアのホールなどで行われています。
あす(2024年)12月14日(土)13時から15時30分まで(12時30分開場)、「ホルンパート演奏会2024」(通称:ホルン演)を、日吉駅前の慶應義塾日吉キャンパス「協生館」内の藤原洋記念ホール(藤原ホール、日吉4)で開催します。
入場無料、インターネット経由の事前予約要(全席自由、終了時刻までチケット申込可)で行われる今回の演奏会は、ホルンパートの現役学生10人と、同パートの卒業生15人、曲目によりバイオリンなどの弦楽器、オーボエ、ピアノなども交えた演奏者による計14曲を3部構成で披露する予定です。
第1部の冒頭部で演奏されるパペギン作曲の「クリスマス・ホルン・スピリット」(ホルン八重奏)は、現役・卒業生が演奏。「誰もが知っている」というクリスマス・ソング11曲を盛り込んだ“欲張りメドレー”に仕上げられているといいます。
また、5曲目のフンパーディンク作曲「歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より~前奏曲とコラール」(ホルン十重奏)と、ラスト14曲目の楽曲として演奏されるワーグナー作曲「ローエングリーン・ファンタジー」(ホルン全体合奏)は、同オーケストラ金管セクショントレーナーでホルン合奏指揮者の阪本正彦さんがタクトを振る予定です。
ホルンについて、パート代表の宇賀真梨子さんは、「オーケストラの中でハーモニーを担当することが多いパートですが、実は非常に多くのキャラクターを吹き分けることのできる、多彩な楽器です」と説明。
「優美で温和な音色から、狩猟楽器ならではの勇壮な音、そしてバリトンのように深い低音から繊細な高音まで、幅広い『音』を表現することができます」と、その音域の広さが大きな特色ともいえるホルンの魅力を語ります。
今回は「クリスマス・コンサート」をテーマに演奏会の準備を進めてきたといい、ポップスや吹奏楽の人気曲なども交えて演奏する予定とのこと。
「日頃よりお世話になっております地域の皆様への感謝の気持ちを込めて、小さなお子様やあまりクラシック音楽に馴染みのない方にもお楽しみいただけるよう、工夫を凝らしてきました」と、今回の演奏会に向けての取り組みを説明します。
その活動の一環として、それぞれの楽曲について、ホルンパートのSNSでも詳しく紹介。曲のエピソードや演奏に込めた想いなど、事前にチェックすることが可能となっています。
宇賀さんは、「忙しい日々のささやかな憩いの時間、ささやかなクリスマス・プレゼントとなりますよう、メンバー一同、精一杯演奏いたしますので、皆様のお越しを心よりお待ちしています」と、当日の多くの来場を広く呼び掛けています。
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【参考リンク】
・ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ ホルンパート演奏会2024(teketサイト)※事前予約受付は当日15時30分(終演予定時刻)までと表記