鈴木馨祐氏が「法務大臣」で初入閣、港北区ゆかりの議員は16年ぶり | 横浜日吉新聞

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先月(2024年)10月27日の衆議院総選挙で神奈川7区(港北区)から立候補し、比例代表南関東ブロックから6回目の当選を決めた鈴木馨祐(けいすけ)衆院議員(事務所:新横浜3、自民党)がきのう11月11日に発足した第二次石破茂内閣で「法務大臣」に任命されました。

港北区ゆかりの議員が大臣に選ばれるのは、2008(平成20)年8月に当時の鈴木恒夫衆院議員(自民党、師岡町出身※鈴木馨祐氏とは縁戚関係無し)が福田康夫改造内閣で文部科学大臣として入閣して以来16年ぶり。

11月11日に発足した第二次石破内閣の「閣僚等名簿」(首相官邸発表の資料を一部加工)

10月1日に発足した石破内閣(第一次)は27日の衆院選で牧原秀樹法務大臣と小里泰弘農林水産大臣が落選したことなどから内閣改造が必要となっており、新たに鈴木馨祐氏らが任命されたものです。

鈴木氏1977(昭和52)年生まれ47歳。東京都目黒区出身で開成中学校・高校(東京都荒川区)から東京大学法学部を経て当時の大蔵省(現財務省)に入省。

第二次石破内閣で法務大臣に任命された鈴木氏(2024年1月、港北区内)

同省国際局のほか、福岡国税局や米ニューヨーク総領事館副領事、厚生労働省職業安定局係長などをつとめた後、“郵政選挙”と呼ばれた2005(平成17)年9月の衆院選で比例南関東ブロックの単独候補者となり、34番目という下位の名簿搭載順位ながら初当選を果たしました。

その後、神奈川7区(当時は港北区・都筑区全域)から選出されていた鈴木恒夫氏が引退を決めたことにともない、2009(平成21)年8月の衆院選では後継者として同区から立候補。11万票弱を獲得するものの、政権交代を訴えた当時の民主党元職・首藤信彦氏に敗れています。

落選後も選挙区内で活動を続け、野田佳彦(民主党)政権時代の2012(平成24)年11月に行われた衆院選に再び出馬し、みんなの党(当時)や民主党(当時)などの4候補を破って当選

2021年衆院選まで4回連続で小選挙区(神奈川7区)から当選を重ねていましたが、10月27日に行われた衆院選では立憲民主党の中谷一馬氏に敗れ、重複立候補していた比例南関東ブロックから復活当選となりました。

鈴木氏は自民党内で麻生派(志公会)に所属しており、今回の衆院選でも麻生太郎元首相(写真右)が応援に駆け付けた(10月26日、日吉駅)

この間、自民党内では“若手の登竜門”と呼ばれている「青年局長」を2016(平成28)年から2年超にわたって担い、2018(平成30)年10月の第4次安倍晋三改造内閣では「財務副大臣」、続く2019年9月の第4次安倍第2次改造内閣で「外務副大臣」をそれぞれつとめています。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

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<2024衆院選>立憲・中谷氏が小選挙区で初勝利、自民・鈴木氏は比例復活(2024年10月28日)

・【過去記事】第4次安倍内閣の「財務副大臣」に神奈川7区から選出の鈴木馨祐衆院議員(2018年10月5日、5年前には副大臣も経験)

【参考リンク】

第2次石破内閣 閣僚名簿(2024年11月11日発足)(首相官邸)

鈴木けいすけ氏の公式サイト(プロフィールなど)


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