<2024衆院選>初めて港北区単独で国会議員を選ぶ、新しい「7区」に4氏出馬 | 横浜日吉新聞

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2021年10月以来3年ぶりとなる「衆議院総選挙」がきのう(2024年)10月15日に公示され、港北区全域が選挙区となる「神奈川7区」には4氏が立候補を届け出ました。投票日は10月27日(日)です。

神奈川7区には4氏が立候補した(10月15日、港北区内)

前回の衆院選までの神奈川7区は、港北区全域都筑区の大半を含んだ選挙区でしたが、選挙区ごとに有権者の数が異なる「1票の格差」を是正するために神奈川県内では小選挙区の議席数が2つ増やされ、都筑区内は川崎市宮前区とともに新設された「神奈川19区」に移っています。

そのため、今回の衆院選から神奈川7区港北区のみで構成される選挙区となりました。

3年前の前回選挙では、与野党の現職2氏が対決する構図でしたが、今回は与野党3党と無所属の計4氏が立候補しました。

鈴木けいすけ(馨祐)氏の選挙ポスター(掲示板より)

6回目の当選を狙うのが外務副大臣・財務副大臣の経験を持つ自民党鈴木馨祐(けいすけ)氏(47歳)。前回まで4回連続で小選挙区で勝利しています。

中谷一馬氏の選挙ポスター(掲示板より)

前回小選挙区では僅差で敗れ比例関東ブロックから当選となった立憲民主党中谷一馬氏(41歳)は、同党県連の幹事長として3選を小選挙区から目指します。

一方、現職2人に対し、今回は新人2人が立候補しました。

むなかた(宗像)富次郎氏の選挙ポスター(掲示板より)

2011(平成23)年に県議(港北区)の当選経験を持つ日本維新の会宗像(むなかた)富次郎氏(63歳)は、サーフィン日本代表の元監督としても知られます。

大野拓夫氏の選挙ポスター(掲示板より)

無所属大野拓夫氏(56歳)は衆参両院の国会議員秘書をつとめ、政治の現場で政策づくりに携わってきました。妻の大野トモイ横浜市議と活動を行っています。

今回、鈴木氏と中谷氏は綱島駅西口、宗像氏は日吉駅前(商店街側)、大野氏は大倉山駅前(エルム通り側)にそれぞれ選挙事務所を置き、港北区内全域で運動を行っていく予定です。

港北区内の「選挙人名簿登録者数」は、区選挙管理委員会によると10月14日現在で29万9251人。たとえば、投票率が50%の場合、単純計算でその半数となる約14万9625票のなかで争われることになります。前回衆院選で神奈川7区(都筑区域含む)の投票率は57.58%でした。

期日前投票は16日(水)~26日(土)

港北公会堂での期日前投票(8:30~20:00)はきょう10月16日(水)から投票日前日の26日(土)まで可能(イメージ、2023年)

港北区内の「期日前投票所」はきょう10月16日(水)から26日(土)まで港北公会堂(区役所隣接、8:30~20:00)に開設されるほか、19日(土)から22日(火)は日吉地区センター(日吉駅徒歩約10分、9:30~20:00)、23日(水)から26日(土)は師岡町のトレッサ横浜(南棟2階グルメブリッジ、10:00~20:00)にもそれぞれ設けられます。

封書による「投票のご案内」が届いていなくても投票が可能で、投票時に必要となる「期日前投票請求書(兼宣誓書)」は区選挙管理委員会のページにPDF形式で公開されているほか、現地にも備え付けられています。

神奈川7区の立候補者(届出順、公式サイト他へのリンク)

比例代表「南関東選挙区」の選挙公報(PDF)はこちらをご覧ください

)選挙公報は神奈川県選挙管理委員会が公開後(17日以降)にリンクを追記します

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

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衆議院の選挙区を変更、港北区は単独で「7区」、都筑区は宮前区と「19区」(2022年12月20日)

【参考リンク】

港北区「衆議院議員総選挙のお知らせ」(期日前投票所の案内、期日前投票用の「宣誓書」も)

神奈川県「令和6年10月27日執行第50回衆議院議員総選挙・第26回最高裁判所裁判官国民審査」(10月17日以降に選挙公報も公開予定)


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