おむつ替えのスペースやベビーカーが入れる広さを備えたブースも備わりました。
東急電鉄は今年(2024年)2月27日から行っていた綱島駅構内の北口(バス乗場)側にあるトイレの刷新工事を終え、きょう9月25日(水)の始発から供用を開始すると発表しました。
綱島駅では昨年(2023年)11月15日から仮設トイレの設置を始めたことを皮切りに、改札内でトイレのリニューアル工事に着手。約10カ月かけて工事を終えることになります。
東急電鉄は2014年度から各駅トイレの洋式化やウォシュレットの設置、新型コロナ禍以降は手洗器の非接触・自動水洗化を進めており、これらは昨年3月までに全駅で完了。
加えて、駅の乗降者数や利用状況などに応じて利便性を高めるためのリニューアルを行っているといい、今回は綱島駅が対象となったものです。
リニューアルに際しては、「多機能トイレ」に利用者が集中しないよう機能分散を図ったのが特徴で、多機能トイレ外におむつ替えスペースやベビーカーが入れる広さを備えたブースを設置。乳幼児を連れた利用者の利便性を向上させています。
また、「だれにもやさしい、トイレブレイクタイム~各コーナーにスペースを設け、ゆとり感をもたす」とのコンセプトを掲げ、トイレ内部に木や石のような暖かみのある素材を取り入れ、「視覚的にも使い心地も安心と落ち着きのある空間」(同社)にしているとのことです。
日吉や大倉山のように駅前に公衆トイレのない綱島駅では、改札内に置かれたトイレが特に重要な役割を果たしているだけに、駅利用時はひとまず安心できそうです。
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・東急日吉駅をリニューアル、2026年春までかけて自由通路の「天井」など一新(2024年3月21日、日吉駅でも刷新へ向けて工事が行われている)
【参考リンク】
・東横線綱島駅構内トイレの供用を開始します(東急電鉄、2024年9月24日)
・綱島駅の案内ページ(東急電鉄、トイレの位置など駅構内の案内)