新吉田で“火渡り修業”が見られるのは年に一度だけです。
港北ボランティアガイドの会は来月(2024年)10月14日(月・祝)にウォーキングツアー「新吉田の谷戸めぐりと火渡り修行」を開催するにあたり、9月30日(月)まで参加者を募集しています。
今回は、新吉田町ののどかな風景の中を歩いて古刹や神社を訪ね、最後に「圓應寺」(円応寺=えんのうじ)で1300年以上の伝統があり、横浜市の無形民俗文化財に指定されている「火渡り修行」を見学するという内容です。
当日は、ツアー最後の火渡り修行の開始時間に合わせ、11時に地下鉄グリーンライン・東山田駅に集合。早渕川を渡り第三京浜道路をくぐると、昭和的懐かしさを感じる風景の中を歩き天台宗の寺院「正福寺」です。
このあたりは、平安時代の武将で、後三年の役(1083~1087年)で右目を射抜かれながらも奮闘し、鎌倉に帰る途中に新吉田で亡くなったと言われている鎌倉権五郎景政(かげまさ)を祀った御領堂跡でも知られています。
正福寺の横の坂を上がり畑の中を進むと、新吉田町の「杉山神社」に至ります。今回のコースでは神社の裏からのアプローチとなります。
新吉田の杉山神社は、鶴見川沿いを中心に数十社存在する杉山神社のなかで、平安時代に編纂された「延喜式」という法典に記載されている“式内社”の有力候補と言われます。
表の参道を下り竹藪に沿って歩き丘を越えると、火渡り修行が行われる圓應寺に着きます。ツアーはここで解散となり、火渡り修行(13時~14時30分)は各自自由に観覧する形となります。ここまでで約3キロのコースです。
当日、住職や僧侶による火渡り修行(正式には「柴燈大護摩火生三昧(さいとうおおごまかしょうざんまい)火渡り修行」)のあとは、一般参加者の火渡り体験も可能です。裸足で火床を歩くことにあるので、参加の際はタオルの持参を。
参加費は500円で、港北ボランティアガイドの会のホームページ内にある申込フォームから9月30日(月)までに事前申し込みが必要。定員は60人で応募者多数の場合は抽選となります。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【参考リンク】
・2024年10月14日(月・祝)開催の企画ツアー「新吉田の谷戸めぐりと火渡り修行」(港北ボランティアガイドの会、9月30日締切)