最新の観測用「ドローン」のデモ飛行も交えた公開講座が慶應日吉で行われます。
大気環境学会(伊豆田猛会長)は慶應大学日吉キャンパスで研究発表会(年会)を開くにあたり、今週(2024年)9月13日(金)午後に公開イベント「大気観測におけるドローンの最新技術の利活用」を企画し、一般の参加者を募集中です。
大気環境学会は、大気汚染や環境に関する学術研究を行う公益社団法人として今から65年前の1959(昭和34)年に発足。
「年会」と題した大型の研究発表会を年に一度開催しており、第65回を迎える今年は慶應理工学部の奥田知明教授を年会長として、日吉キャンパスの「第4校舎独立館」などを会場にきょう9月11日から3日間にわたり、全国の研究者が集まって開かれます。
最終日の13日(金)に企画されているのが「市民集会」と名付けられた公開講座で、「大気観測におけるドローンの最新技術の利活用」と題し、大気を観測する際にドローンをどのように活用しているかの実例を3人の研究者が報告。
講演後には、気象観測に用いられている世界最高水準といわれるドローンや、高い高度で雲粒サンプリングに利用されているドローンなどを実際に持ち込み、デモ飛行も行われる予定です。
当日は3氏による講演が13時から第4校舎独立館の「D205教室」で行われ、ドローンのデモ飛行は隣接する第6校舎横の「南側広場」で14時30分からスタート。
参加は無料で、聴講のみやデモ飛行見学のみでも可能。フォームから事前に参加登録をできるだけお願いしたいとのことです。
普段はなかなか見られない大気観測の現場で、専門家がドローンをどのように活用し、どんな可能性を秘めているのかを知る好機となりそうです。
【関連記事】
・衝撃を与えた「地下鉄駅構内」の空気汚染、研究拠点の慶應日吉で5/18(土)にシンポ(2019年5月10日)
【参考リンク】
・2024年9月13日(金)13:00~16:00開催(公開講座)「大気観測におけるドローンの最新技術の利活用 講演とデモ飛行」(詳細と申込など)
・2024年9月11日(水)~13日(金)慶應日吉キャンパス開催「第65回 大気環境学会年会」の公式サイト(研究発表会の詳細)