【法人サポーター会員による提供記事です】来年50周年を迎える日吉駅前の老舗「そば店」で地元小学校の「職場体験」を実施。子どもたちが地域で“学べる”環境づくりに協力します。
日吉駅西口から徒歩1分、バスロータリー側にある「そば処たつ吉」(有限会社河合商事、日吉本町1)は、今年(2024年)6月28日と7月10日に行われた横浜市立日吉台小学校(日吉本町1)の「職業体験授業」に協力。
6年生1クラスの児童(7月10日は7人)が同店に来店し、「そば店」で働く店員が行う仕事の体験を行いました。
今回の授業は「総合的な学習の時間」の中で行われたもの。
「地域の店舗や企業での職業体験を行う“キャリア教育”の一環で行いました」と、同校に着任して6年目の学年主任を務める川原祐司教諭は、クラスとしての学習の出発点が「働くこと」からスタートしたと語ります。
働くことで自分たちが「自立」できるとし、「どこで働く」ことができるのか、また自分たちが「働くことで考える」ということにポイントを置き授業を開始。
年間を通して「働くことが“社会の役に立つ”ということを学んでいます」と、川原教諭は、まずは学校内での給食づくりや、技術員(技能職員)による草むしりも手伝ったと説明します。
そして、学校と地域をつなぐ「学校地域コーディネータ―」の協力により、紹介された地域の企業や店舗などでの「地域」での体験学習がスタート。
「そば処たつ吉」での授業は開店前の時間に行われ、蕎麦を打つ現場や店舗内の見学、机や椅子、メニューを拭くといった店内の美化作業や醤油や七味、割りばしなどの補充、付け合わせるねぎや漬物を小皿に盛り付ける作業なども行い、普段は見聞きすることがない、店舗がオープンする前の“働く時間”を一人ひとりが過ごしていました。
今回の授業に協力した社長で二代目女将(おかみ)の島名貴子さん自身も、同小学校の卒業生。
「子どもたちに地域で働くことを知ってもらい、勇気づけることができれば」と、飲食店の経営やお店として利益をあげること、また原価の計算といった「そば店の経営」にとって大切なことといった基本的な知識についても分かりやすく子どもたちに伝えます。
川原教諭は、「前任校では、講師を学校に招き講話をしてもらうことはありましたが、子どもたちが職業体験をさせてもらえるのは初めて」と語り、普段は入ることができない厨房の見学や開店作業にあたる子どもたちの姿に熱きエールを送っていました。
この日、クラスの他の児童たちは出身の幼稚園や花店、洋服店などでも体験授業を行い、来月(9月)には金融機関や美容院などでの授業も予定されているとのこと。
学びの成果は後日「レポート」としてもまとめられる予定とのことで、社会とのつながりを地域でどのように得られたか、また職業体験を通じた「学び」の成果が子どもたちの“未来につながる”ようにと期待したいところです。
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【参考リンク】
・たつ吉グループ公式サイト(有限会社河合商事)※2024年6月「公式サイト」リニューアル
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