全国各地から人が集まる「新横浜駅」だからこそ、罰則が強化された“盗撮”の撲滅を広く地域内外に呼び掛けます。
港北警察署(大豆戸町)と神奈川県警察鉄道警察隊、横浜市交通局は、きょう(2024年)8月23日(金)15時から16時までの間(終了時刻は予定)、横浜市営地下鉄ブルーライン新横浜駅構内(新幹線駅側の改札外・地下コンコース付近)で「盗撮撲滅キャンペーン」を開催することになりました。
「新横浜駅での被害もあり、今年6月にはJR東海(東海道新幹線)新横浜駅構内での『痴漢撲滅キャンペーン』を行いましたが、今回は横浜市交通局の皆さんの協力を得られたことから実現することになりました」と港北署生活安全課の担当者。
同署管内の7月末現在の「事件発生状況」では、公然わいせつなども含めた風俗犯の発生は26件と、対前年(2023年)より10件(プラス160%)増加しています。
また、これまで「迷惑防止条例」(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)での取り締まりだった盗撮について、昨年7月の法改正により「撮影罪」も新たに法制化。該当する案件については、罰則が「3年以下の懲役又は300万円以下の罰金」とより厳しくなりました。
それでも、撮影罪だけでも全国で2391件認知され、うち1203件・911人が検挙される状況(警察庁生活安全局による調査結果、2024年5月)となっています。
同署では、「新横浜駅や港北区から盗撮被害を撲滅すべく、多く来街される皆様や通い住まう皆様のご協力をいただければ」と、当日のキャンぺーンへの立ち寄り来訪、また目撃した際の通報への協力、盗撮“撲滅”への社会的機運の向上への協力を呼び掛けています。
なお、キャンペーンでは、盗撮撲滅を呼び掛けるチラシやグッズの配布などを予定しているとのことです。
【当日の様子】
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【関連記事】
・【春に開催】痴漢・盗撮“犯罪”を絶対に許さない、地元警察と駅員がタッグで「撲滅キャンペーン」(2024年6月14日)
・【過去開催】<港北警察>女性狙う痴漢多発に注意呼び掛け、日吉駅で護身術チラシも配布(2017年6月13日)
【参考リンク】
・盗撮を目撃した方へ(神奈川県警察鉄道警察隊)※「情報提供」を呼び掛けている
・電車内痴漢等迷惑行為相談所(同)※通報先など
・性犯罪に関する法律の規定が変わりました!(法務省だより「あかれんが」2023年9月(vol.82)) ※「盗撮」も対象とした新たな法律が施行され罰則も厳しいものとなった
・痴漢・盗撮事犯の検挙状況(警察庁)