隈研吾さんのふるさと・大倉山で、駐日スリランカ大使との「夢の対談」が初めて実現することになりました。
大倉山駅から徒歩約7分の高野山真言宗の寺院「歓成院」(大倉山2)は、来月(2024年)9月8日(日)14時から15時15分まで(13時30開場、終了時刻は講演時間・予定)、大倉山出身の建築家・隈研吾さんとスリランカ(スリランカ民主社会主義共和国)のE・ロドニー・M・ペレラ駐日大使を招いた対談セミナー「建築と仏教からみる日本とスリランカ」を同院の本堂で開催します(参加費無料・先着順)。
(※)2024年8月15日追記:昨日21時時点で満席となり募集を一旦締め切りましたが、「空きが出ましたら、歓成院の公式Facebookページとインスタグラムでお知らせします」(主催者)とのことです。
室町時代の1560(永禄3)年に開山したという歓成院は、大倉山のほぼ中央に位置する寺院で、1968(昭和43)年に大倉山アソカ幼稚園を併設。
約40年前から、インドの南東に位置する伝統的な親日国といわれるスリランカに、8園の日本式幼児教育を実践する幼稚園を建設しています。
先代住職の摩尼和夫さん(摩尼之法=現名誉住職)は、現地の僧侶と共同で教育財団を設立。現在は幼稚園から専門学校まで運営し、現在大学を新設準備中。スリランカ政府のモデル校となるまで成長しているといいます。
現在第26世住職をつとめる摩尼秀法さんも、幼少期から現地を度々訪れ、切れ目のない活動の支援を行っているとのこと。
また、2022年10月には大倉山出身の隈さんに設計などを依頼した新客殿が完成するなど、隈さんにとっての「ふるさとでのプロジェクト」も実現させています。
「隈さんと当院、またスリランカ大使館とのご縁もあり、今回のセミナーを開催することになりました」と、ペレラ雅子大使夫人とともに参加する予定の摩尼秀法さんは、それぞれのつながりへの感謝の想いを抱いているといいます。
当日は、隈さんが手掛けた客殿についての説明や大倉山での思い出、スリランカの建築家・ジェフリー・バワ氏についてなどのテーマで語り合う予定となっており、「当院でしか聞くことのできない内容となりそうです。座席に限りがありますので、お早目にお申込みください」と、なるべく早い段階でのエントリー申込を広く呼び掛けています。
なお、講演終了後に、隈さん設計の客殿の見学やセイロンティーの試飲も予定されているとのこと。隈さんの「ふるさとへの思い」とスリランカ文化が交わる、日本・大倉山ならではの貴重なひとときを過ごすことができそうです。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【関連記事】
・<大倉山・歓成院>隈研吾さん設計の「客殿」が完成、落慶法要で厳かに祝う(新横浜新聞~しんよこ新聞、2022年10月4日)
・隈研吾さんが「港北地域学」で講演、古里と建築のつながりを語る(2022年9月12日)※歓成院の客殿についても詳しく語った
【参考リンク】
・隈研吾×スリランカ駐日大使対談セミナー(Googleフォーム)
・高野山真言宗「歓成院」・大倉山アソカ幼稚園(大倉山2丁目)
・「歓成院」公式Facebookページ (※)再募集時は告知予定(8月15日追記)
・「高野山真言宗 歓成院」公式インスタグラム (※)再募集時は告知予定(8月15日追記)