開発中の子育て応援アプリ「パマトコ」、横浜市がWeb版を先行公開し意見募集 | 横浜日吉新聞

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将来的には横浜市の子育てに関する手続きや情報のプラットフォーム(基盤)に発展させることが目標だといいます。

横浜市こども青少年局は先月(2024年)7月1日にアプリ「パマトコ」Web版を公開しました。今年秋ごろに予定するスマートフォン向けアプリの公開に先行し、まずはWeb版で利用者に機能を知ってしてもらい、要望を聞いたうえでアプリの開発につなげる考えです。

7月1日に公開された「パマトコ」のWeb版、名称は「パパ、ママ、と、こどもたち。ヨコハマで、トコトコと」という意味があるという

パマトコは横浜市の「子育て応援アプリ」と位置付け、児童手当や小児医療費助成といった子育てに関する行政手続きをオンライン化したり、子育て関連のイベントや施設の情報を提供したり、母子健康手帳の機能を電子化したりするサービスで、自治体がこうしたアプリを提供するのは全国で初めてだといいます。

現時点での「パマトコ」の機能一覧(「パマトコ」Web版より)

スマートフォン向けアプリだけでなく、パソコンやタブレット端末など幅広く利用できるWeb版でも同様の機能を提供する考えで、アプリ版よりひと足先に公開しました。

現在はアプリ版公開へ向けた意見を募るための“試験提供”という色合いが強く、主に乳幼児向けの情報や機能が中心ですが、一部手続きのオンライン申請やオンライン版の母子健康手帳(いずれも要会員登録)、イベントや施設検索といった主要機能は使えるようになっています。

子育てに関するイベントや施設情報だけでなく、行政手続きに関する案内も同時に検索できる(「パマトコ」Web版より)

オンライン手続きのイメージ(ニュースリリースより)

また、会員登録を行うことで、市から「保育所等入所のスケジュールが公開されました」といった内容の子育てに関する情報を随時メールで受信することも可能。

近い将来には、認可保育所放課後キッズクラブに関する手続き、市立小学校の出欠などを確認するシステムとの連携など、市が関与する子育て・教育関連システムや手続きをパマトコに集約し、子育て世帯の利便性を高めたい考えです。

母子健康手帳のイメージ(ニュースリリースより)

最初から“完璧さ”を追求するのではなく、まずは試験版を公開し、利用者の意見を聞きながら改善し発展させていくという考え方で公開されたWeb版のパマトコ。

市こども青少年局では9月30日までWeb上で利用者アンケートを実施しており、これらを踏まえたうえでアプリを公開する予定です。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

横浜市子育て応援サイト「パマトコ」(Web版)(2024年7月1日公開、アプリは今秋を予定)

横浜市こども青少年局「横浜市子育て応援アプリ パマトコ WEB版を7月1日にリリースします」(2024年6月13日)


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