慶應ワグネルが「みなとみらいホール」に今夜登場。シューマン、グリーグ、そしてシベリウスの楽曲で多くの聴衆の“心に響く演奏”を届けます。
慶應義塾大学の公認団体で、日本最古のアマチュア学生オーケストラとして知られる「慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ」(慶應ワグネル)は、きょう(2024年)6月28日(金)19時より21時まで(18時15分開場、終演時刻は予定)、「第242回定期演奏会」を横浜みなとみらいホール(西区みなとみらい)で開催します。
前回の「定期演奏会」は、2018年以来6年ぶりとなるヨーロッパ「ウィーン・ブダペスト」公演にて盛況のうちに終えたという同オーケストラ。
楽団の名称は「ドイツの作曲家・リヒャルト・ワーグナーにちなんで名づけられました。そこにはワーグナーの先進性・伝統に縛られない自由な発想、そして新しいものへと挑戦する開拓者精神といった理想が込められています」と、コンサートマスターで「バイオリン」パートの馬場遥さん。
現在、総勢約200人で活動。今回は、新年度(2024年度)の新体制で初めて臨むという定期演奏会だといい、「今回がデビュー戦となります。慶應ワグネルとしての新しい姿をお見せできるように頑張ります」と、きょうのステージの成功に向けての意気込みを語ります。
今回は、指揮者にセントラル愛知交響楽団の常任指揮者で、東京芸術大学大学院指揮科(修士課程)、またドイツ・ベルリン音楽大学の国家演奏家資格課程を修了したという角田鋼亮(こうすけ)さんを招へい。
角田さんは、2006(平成18)年には第3回「ドイツ全音楽大学・指揮コンクール」で最高位を獲得、2008(同20年)にはカラヤン生誕100周年記念として行われた第4回の同コンクールで2位入賞しています。
以降も、これまでNHK交響楽団、読売日本交響楽団ほか日本の主要オーケストラと共演するなど活躍の場を広げているとのこと。
出身地・愛知県屈指の進学校として知られる東海中学校・高校(名古屋市東区)のオーケストラ「東海学園交響楽団」では、かつて慶應ワグネルで「コントラバス」を演奏、パートトップとして活躍した日吉在住の行政書士・海事代理士の加賀雅典さんと同時期に所属していたといいます。
日吉での練習時には加賀さんを含めたOBや同郷の人々との交流もあたためたといい、“同郷”つながりを糧としての学生たちとの熱き演奏を期待することができそうです。
なお、演奏曲目はシューマンの序曲「メッシーナの花嫁」、グリーグの「ノルウェー舞曲」、シベリウスの「交響曲第2番」を予定しています。
なお、入場料はS席2000円、A席1500 円、B席1000円。インターネット上(teketサイト)で夜21時まで販売。開催直前につきクレジットカード決済のみ可能となっています。
【関連記事】
・「慶應ワグネル」に関する記事一覧(横浜日吉新聞)
・慶大時代から日吉に住んで22年、行政書士・加賀さんが築いた地域との信頼感(2016年9月14日)
【参考リンク】
・第242回定期演奏会(同)
・ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ 第242回定期演奏会(teket)
・東海学園交響楽団 創立40周年記念 特別演奏会(同)※愛知県芸術劇場(名古屋市)コンサートホールで8月26日(月)18時30分から開催、角田さんと加賀さんが共演予定