記念冊子や動画、花壇やステージ幕の新調も――日吉・矢上小学校の「50周年事業」が、12月の記念式典に向けての準備を着々と進めています。
日吉3丁目から7丁目付近を学区とする横浜市立矢上小学校(日吉3、 岸俊介校長)は、今年(2023年)6月20日(火)に「創立50周年」を迎えます。
日吉駅から見て北東部エリアの川崎市との境界の矢上川沿いにある「矢上台地」の、港北区唯一の前方後円墳といわれる「観音松古墳」跡に1973(昭和48)年に建てられ開校したという矢上小学校。
昨年(2022年)5月に「創立50周年記念事業実行委員会」(山田博子委員長)が発足、第1回目の実行委員会をリモート開催するといった新型コロナウイルス禍の影響を受けたものの、7月には地域の自治会町内会長や民生委員、主任児童委員なども加わっての“地域ぐるみ”での「拡大」実行委員会の開催を実現していました。
今年3月15日に同小学校で開かれた2回目となる「拡大」実行委員会では、約40人体制での委員会の組織化についても確認。
特に現役および元PTA役員や教員が主体となって取り組む予定の「ヒストリー(歴史)」、「イベント・児童活動」、そして「地域連携」の3つの「専門委員会」の活動により、「つなぐ、つながる、つなげる」をテーマに据えての記念事業の目的についても確認していました。
具体的には、記念冊子の発行や動画の制作、花壇づくりや植樹祭の実施、航空写真の撮影や記念品の製作についても予算配分までを提示。
学校側の取り組みについても示されており、この日納品された「50周年横断幕」についてやクラス毎に分担して実施しているカウントダウン掲示、「50周年特設サイト」や「記念の歌」の制作案、記念式典を12月に開催するというプランについても共有していました。
地域からの「ステージ幕」プレゼントも
「地域連携」の取り組みでは、体育館のステージ幕(緞帳=どんちょう)の新調も昨年12月24日に行われており、「日吉町宮前自治会や日吉町自治会、さかえ住宅自治会や、各町内会が所属する日吉地区連合町内会の皆様からのご支援もあり実現することができました」と、山田委員長は、体育館を彩るステージ幕が無事に完成したことを喜びます。
新型コロナ禍で思うように地域での活動をできずにいた各自治会・町内会にとっても、地元小学校との「地域連携」を強化することは、次世代の担い手発掘や“地域をより良いものにする”ための手段としても、意義深いこととして認識されることになりそうです。
なお、日吉地区では、日吉台小学校(日吉本町1)が今年度で150周年、駒林小学校(同2)でも50周年を迎える「記念イヤー」となっており、「周年事業」による地域全体での盛り上がりも期待されています。
【関連記事】
・「まちをキレイに」テーマで“共鳴”、矢上小と日吉宮前地区が初のポスターコンテスト(2022年9月12日)
・日吉台小が創立150周年、記念キャラや屋上看板、井戸復活も「本番はこれから」(2023年4月5日)
・駒林小が50周年「スタートイベント」、テーマやキャラクター決定、横断幕で盛り上げへ(2022年12月5日)
・日吉で古代のロマンを感じる歴史ウォーキングツアー、5/27(金)午前中に(2016年5月8日)※過去開催のイベント、港北区唯一の前方後円墳である「観音松古墳」跡も見学ルートに
【参考リンク】
・学校紹介~沿革(同)