動植物から昆虫まで横浜の「生きもの」網羅、市の研究所がハンドブック | 横浜日吉新聞

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外出が楽しくなるこの時期、子どもと出かける際に持ち歩きたい一冊&データファイルです。

横浜市の環境科学研究所(神奈川区恵比須町)は今月(2023年)3月1日、市内で見ることができる動植物や昆虫など86種類を網羅した「よこはまのいきものハンドブック」を発行し、PDF版も公開しました。

A5判(横14.8×縦21センチ)47ページで制作された「よこはまのいきものハンドブック」、冊子版(500円)のほかPDF版(無料)も公開

このハンドブックは、市内18区で確認できた動植物鳥類両生類爬(は)虫類昆虫などを写真付きで解説とともにまとめたもので、横浜に特化した“図鑑”となっているのが特徴です。

種類ごとに大きさや繁殖期・花期、生息環境などの情報を掲載し、市内での見つけやすさを星の多さで示した「レア度」をはじめ、「横浜の里山代表種」や「外来種」、「毒ヘビ」などのマークも設定。

小学生から大人まで活用できるよう分かりやすい“横浜いきもの図鑑”となっている(「よこはまのいきものハンドブック」より)

生息域を「樹林」「水辺」「田畑」「住宅地」「市街地」などに分け、どこに生息しやすいかをイラストで示しています。

発行元の環境科学研究所は、横浜市内の小学生1万人以上が参加する「こども『いきいき』生き物調査」を毎年実施している市環境創造局の専門組織。

同研究所はこれまでに小冊子「川と海の生きものシリーズ」やリーフレット「横浜の野鳥たち」などを発行しており、今回のハンドブックが15年ぶりの刊行物で、掲載した写真はすべて同研究所の職員が市内で撮影したものだといいます。

生息域や大きさ、特徴などが分かる(「よこはまのいきものハンドブック」より)

A5判(横14.8×縦21センチ)47ページで制作された「よこはまのいきものハンドブック」は、横浜市役所(馬車道駅・桜木町駅下車)3階にある「市政刊行物・グッズ販売コーナー」で1冊500円で販売されているほか、PDF版は無料で公開

冊子版を入手するか、PDFデータをスマートフォンに保存するなどして、春の生きものを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

2023年3月「よこはまのいきものハンドブック」のPDF版公開ページ(横浜市環境科学研究所)

こども「いきいき」生き物調査(2013年度から横浜市内の小学生が参加)

横浜市役所3階「市政刊行物・グッズ販売コーナー」の案内(馬車道駅・桜木町駅下車)


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