綱島SSTで初の連携「防災イベント」を開催、初年度の今回は「トライアル」という位置付けで行われる予定です。
横浜市港北区は、Tsunashima SST(綱島SST)まちづくり運営協議会(綱島東4)と共同で、初となる「こども防災フェア2023」を今月(2023年)3月5日(日)9時から15時まで開催します(雨天時には一部開催、荒天時は中止)。
「すべてのこどもが安心安全な街」を目指し企画を行ってきたといい、慶應義塾大学綱島SST国際学生寮の建物内にある「イノベーションスタジオ」(総合受付)、アピタテラス横浜綱島との間の「貫通道路」、アピタテラス内の1階イートインスペースや5階にある屋上駐車場、バックヤードとその外周エリアを6つの会場として設定。
小学生までの子どもを対象とした「スタンプラリー」を実施(スタンプ6個を集めた記念品500人、1家族1つまで)するほか、イノベーションスタジオでは防災シミュレーションや顔認証などの体験、貫通道路では防災映像やキャンピングカー、EVチャージャーのシェアリングサービスの展示などを予定しています。
また、アピタテラス内イートインスペースでは箕輪小学校(箕輪町2)の学習発表コーナーや防災グッズ製作(13時からと14時から、各回30分前から受付を開始)を予定。10時30分からは学習成果の発表会も行います。
屋上駐車場では、ポータブルバッテリーや電動キックボード、電動自転車の展示や体験を実施するほか、バックヤードでは港北消防署による地震体験車(整理券を9時から配布)、はしご車(12時まで)など消防車を展示する予定。13時と14時からは、同署綱島特別救助隊によるレスキューデモ(ロープ降下訓練)も見られるといいます。
さらに外周エリア(北綱島交差点側)では、かまどベンチや防災トイレも設置される予定となっています。
今回は、同協議会に参画するアピタテラス横浜綱島やパナソニック、野村不動産株式会社のほか横浜市水道局、近隣の企業など約20団体が出展する予定となっており、初開催となるイベントが「トライアル」(企画担当者)としてチャレンジすることでの地域まちづくり機運の醸成につながることが期待されそうです。
なお、実施内容は予告なく変更される可能性があるとのこと。
港北区総務課の防災担当者は、「関東大震災(1923=大正12年9月1日発生)から100年の節目に、子どもたち、そして住民の皆さまに、災害時における自助・共助の大切さを改めてご理解頂き、体感いただくための初めての試みを企画しました」と、積極的なイベントへの参加を呼び掛けています。
当日は多くの来場も予想されるため「徒歩やバス、電車で来場ください」(企画担当者)と呼び掛けています。
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・綱島SSTに慶應大学が参入、米アップル研究所の隣に約160室の「国際学生寮」(2016年3月28日、慶應義塾大学も参画)
【参考リンク】
・横浜市港北区&TsunashimaSST共催 こども防災フェア2023(港北区総務課)
・「こども防災フェア2023」を開催いたします!(Tsunashima SST公式サイト)