3年ぶりとなる「リアル」開催のイベントで、日吉の小学校PTAが盛り上がります。
横浜市立日吉南小学校(日吉本町4、山中真紀子校長)では、先月(2023年)1月28日(土)午前、同小学校PTA主催の「ひよみな・なぞとき(謎解き)ウォークラリー」を校内で初開催。
新型コロナウイルス感染症拡大によりほぼ3年間実施できなかった「イベント開催」で、200人を超える児童とボランティア参加の保護者や地域の人々で盛り上がりました。
今回のイベントは、PTAと学校・地域コーディネータ―がタッグを組み、学校ボランティア「学援隊」や学校長、副校長をはじめとした教職員の協力も得て準備を進めてきたといいます。
開催当日おこなわれた前半の部では、1年生から3年生までの134人が学校に集合、9時からウォークラリーをスタートし、校舎内の各フロアからゴールの体育館まで学校じゅうをめぐる50問の「謎解き」に挑戦。
後半の部では、4年生から6年生までの69人が10時50分から開始し、それぞれ答え合わせや表彰式なども含めた各1時間のイベントの時間を楽しんでいました。
今回の「なぞときウォークラリー」は、新型コロナ禍を受け「小学校での思い出づくりを」とのテーマで2021年6月から全国の各小学校を舞台にした「謎解きやろうプロジェクト」を展開したというリドラ株式会社(東京都渋谷区)によるパッケージでのプランを利用。
同社の代表取締役を務める「謎解きクリエイター」松丸亮吾さんが、校内放送や最後のスライド画面上での「謎解き」をナビゲートするなか、各ポイントで登場するPTAや保護者、学校・地域コーディネータ―のパフォーマンスも含む“サービス精神”に満ちた謎の出題やヒント出しに、子どもたちが目を輝かせて夢中になるシーンも見られていました。
新型コロナ禍の中での登場機会がなかったという、同小学校のキャラクター「ひよたん」の着ぐるみが、それぞれの回で体育館のステージに“サプライズ登場”すると大きな歓声と拍手に包まれ、イベントのクライマックスらしい光景を盛り上げていました。
PTA改革で「4人代表制」に、ネット発信でペーパーレスも実現
日吉南小学校では、今年度(2022年度=2022年4月~2023年3月)は、PTA活動の見直しや再編をおこなう「お試し期間」となっています。
これまでの会長1人、副会長2人などといった体制から、「会長と副会長の垣根をなくし、柔軟に活動を助け合えるように」することを目的とした“4人代表制”を初導入。
これまで活動してきた各委員会の見直しや再編も進めており、廃止する委員会については「ボランティア制」を新たに導入したほか、残す委員会についても活動の負担軽減をおこない継続するとしています。
4人代表制の1人として就任した藤田里絵さんは、インターネット関連業務で培(つちか)ったスキルをフルに活かし、紙でおこなってきた情報発信の多くをネットを活用することでの「ペーパーレス化」も実現。
昨年(2022年)10月から新規公開したPTAブログ「ひよみなPTA」を更新することでの最新情報の公開・伝達や、ボランティアなどの募集もおこなっています。
「それぞれの負担の軽減がなされた上に、教職員や保護者、地域の皆様へ活動の詳細を伝える大きな役割を果たせていると思います」と、藤田さんは、学校のシンボル「イチョウの木」にあわせた緑色と黄色をベースとしたサイトの運営に日々あたっていると説明します。
歴代PTA会長や教職員の理解と協力も、PTA改革の大きな原動力になっているといい、「前々会長の左右田(そうだ)智宏さん、前会長の光城(みつしろ)めぐみさんには大いに感謝しています。これからも、保護者や地域の皆様にとってより身近なPTAとしての改革を進めていくことができれば」(藤田さん)と、同小学校PTAでは、これまで以上に「より親しみやすく、より開かれた運営」に尽力していく考えです。
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【参考リンク】
・PTAブログ「ひよみなPTA」(横浜市立日吉南小学校PTA)