災害時に電車が止まった際、一大ターミナルの横浜駅から綱島や日吉までどんなルートで歩けばいいのでしょうか。
1995(平成7)年に発生した阪神大震災を機に制定された「防災とボランティアの日」(1月17日)を迎えるのを前に、横浜駅周辺で活動する商業施設や交通機関などによる4つの団体が共同で「災害時帰宅支援マップ」を制作し、今月(2023年)1月から公開と紙版の配布を始めています。
制作したのは、横浜駅東口共同防火・防災管理協議会、横浜駅西口共同防火防災管理協議会、横浜駅東口振興協議会、一般社団法人横浜西口エリアマネジメントの4団体です。
この災害時帰宅支援マップは、A2版(縦59.4×横42センチ)のサイズに表面は横浜駅周辺の細かい地図を載せ、裏面には横浜駅からおおむね15キロ圏内の広域図を掲載。
注目は裏面の広域図で、横浜駅から綱島駅まで約8キロ、日吉駅まで約10キロの範囲にいたるおおよその地理がつかめるようになっています。
もし、横浜駅から綱島や日吉まで歩いて帰るには、まず青木橋(京急神奈川駅)方面へ向かい、第二京浜国道(国道1号線)へ入り、その後は東横線沿いに向かうか、綱島街道を通るかというルートになりそう。
妙蓮寺駅から菊名駅まで東横線沿いに伸びて丘を回避できる「旧綱島街道」が載っていないなど、細かな道は省略されていますが、大きな道路を歩いて帰宅する際のイメージをつかむことができます。
また、マップには帰宅困難者を収容できる施設を地図上で表示する「横浜市帰宅困難者一時滞在施設検索システム(一時滞在施設NAVI)」への二次元コードも付されており、歩くのが困難な際に活用が可能。
マップはサイト上からダウンロードできるほか、紙版は6万部を印刷し会員事業所で配布したとのことです。
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【参考リンク】
・横浜駅「帰宅支援マップ」の案内とダウンロード(横浜駅東口振興協議会)
・横浜市「帰宅困難者一時滞在施設」について(一時滞在施設NAVIへのリンクも)