子どもたちが“手づくり”の記念式典で「60歳」になった小学校の歴史を学び、その喜びを分かち合います。
横浜市立下田小学校(下田町4)は、先週(2022年)12月9日午前、学校創立を記念した「60周年を祝う会」を開催。
新型コロナウイルス感染症対策のため、地域の人々を招いての催しはおこなうことができませんでしたが、祝う会には約670人の全校児童と教職員、学校と地域をつなぐ「学校地域コーディネーター」の6人が参加。
「60周年実行委員会」実行委員長で元PTA会長の小俣秀人さん、PTA会長の青木康雄さんも参加し、それぞれあいさつと“お祝いの言葉”を述べていました。
50周年でも実行委員長を務めたという小俣さんからは、記念品の「60周年記念」として特製された同校オリジナルのバンダナとクリアファイルを児童代表に贈呈。
5、6年生の児童による計画委員(代表委員)がイベントを企画・司会進行をおこない、同じく児童による集会委員が「下田小の歴史クイズ」を考案し実施。
今年から活動を再開したという、上級生と下級生が学年を越え交流する「なかよしペア」ごとに整列、回答も一緒に考え、それぞれが体いっぱいに「〇」や「×」のポーズで答えてイベントを盛り上げていました。
学校開校当時の「円形校舎」を忘れまいと、児童発案で誕生したという“校舎キャラクター”の「円(えん)ちゃん」と、後に妹として誕生したという、現在の「方形校舎」をイメージした「形(けい)ちゃん」の着ぐるみが登場。
イベント後半では、新しく生まれかわった「円ちゃん」と「形ちゃん」の着ぐるみも登場し、校歌斉唱も。子どもたちの大きな歓声と歌声が学校じゅうに響いていました。
「60周年」祝う横断幕や作品の数々
今回は「地域の関係者」については、小俣実行委員長や青木PTA会長、学校地域コーディネータ―以外は招くことができなかったこともあり、「『60周年を祝う会』を開催できたことを広く地域の皆様にも伝えることができれば」と、同校の第17代目となる宮本仁志校長。
副校長時代にも同校に着任、日吉台西中学校(日吉本町5)の副校長を務めた頃もも懐かしみ、記念となる式典を子どもたち自身の企画でおこなうことができたことを喜びます。
校舎には、新しく「生き生きと活動できる心優しい子」という言葉と、「円ちゃん」、「形ちゃん」のイラストも描かれた、“パステル”調に虹をあしらったデザインの横断幕も新たに掲げられたほか、校内にも「60周年」を祝うイラストやフェルト作品も掲示され、記念すべき“学校の誕生日”を祝福していました。
“60周年事業”のクライマックスとして開催された「祝う会」の成功により、子どもたちが学校の歴史を学ぶこと、また地域とつながることの大切さも、改めて感じる日々となりそうです。
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【参考リンク】
・12月9日(金)60周年を祝う会(同)
・沿革~学校のあゆみ(同)※ 1962(昭和37)年5月に横浜市立日吉台小学校(日吉本町1)からの「独立開校式」がおこなわれた。横浜日吉地区では「2校目」の公立小学校
・おまた歯科医院のブログ~下田小学校創立60周年!(Amebaブログ)※ 小俣実行委員長は歯科医院を経営、少年野球(下田レインボー)で子どもたちの指導もおこなっている