約1000作品の中から選ばれた“インパクト抜群”の最優秀「防火ポスター」で、火災予防を広く呼び掛けます。
今年(2022年)で3回目の実施となる横浜市港北消防署(大豆戸町)と港北火災予防協会、港北消防団(いずれも事務局=消防署内)との共催でおこなわれた「防火ポスターコンクール」。
今年6月から9月まで作品を募集していましたが、昨年(2021年)の応募数(587作品)を大幅に上回る988作品の中から選考をおこない、選ばれた作品の受賞者の表彰式がきのう11月7日(月)16時より、同消防署(港北区総合庁舎内)でおこなわれました。
この日表彰されたのは、最優秀賞となる港北火災予防協会会長賞を受賞した横浜市立下田小学校(下田町4)の伊藤さん、港北消防団長賞を受賞した市立新田小学校(新吉田町)のトロイアノさんと下田小学校の半田さん、港北消防署長賞を受賞した市立駒林小学校(日吉本町2)の熊田さん、市立箕輪小学校(箕輪町2)の伊佐治さん。
消防団長賞と消防署長賞のぬりえ部門や未就学児の表彰もおこなわれました。

下田小学校の伊藤さんほか各受賞者に賞状、それぞれの作品のミニチュアが埋め込まれた楯と副賞の図書カードが手渡された
表彰状を手渡した同消防団の飯田孝彦団長は、あいさつの中でたくさん応募があったことへの感謝を語ったのち、「ポスターになった(最優秀賞作品)を見ると、大変迫力のあるポスターで、これなら皆さんに防火の機運を高めていただけると感じました」と、絵が上手、発想もユニークと伊藤さんの作品を評価していました。
飯田団長に次いで表彰をおこなった同消防署の吉田崇署長は、「火は、生活の中では欠かせないものですが、使い方を間違ってしまったり、注意を怠ったりしてしまうと、火事のような恐ろしいものになってしまいます」と、この日受賞した9人の子どもたちとその家族に伝えます。
そして、「これから寒くなり、空気が乾燥すると火事が発生しやすくなります。防火について家族と改めて話してもらえれば。また、皆さんを代表した(最優秀賞の)伊藤さんのポスターを見た区民の皆さんに、皆さんの願いが届いて、火事のない港北区になることを心から願っています」と語っていました。
最優秀賞となる伊藤さんのポスターは夏休み期間中に制作。
夜を表す「黒」の背景に、恐ろしい真っ赤な炎が浮かび上がっていることが特徴となっており、伊藤さんは、「(火に立ち向かい)頑張る消防署員の皆さんを応援したいという気持ちで描きました」と、その必死さを激励したいと筆を進めたとの想いも明かしていました。
伊藤さんの作品によるポスターは、先月10月下旬から区内の各所や東急バス車内での掲出をスタート。区内の保育園や幼稚園、小学校や自治会・町内会、駅や商業施設に配布され、地域ぐるみでの防火を呼び掛けていく予定です。
また入賞作品は、あす11月9日(水)から15日(火)までの「秋季全国火災予防運動」にあわせ、入賞作品をホームページ上で公表するほか、11月23日(水・祝)に横浜アリーナ(新横浜3)でおこなわれる「ふるさと港北ふれあいまつり・秋のヨコアリくんまつり」で掲出される予定。
港北区総合庁舎内でも、来年(2023年)1月4日(水)から20日(金)までの間、展示する計画とのことです。
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【参考リンク】
・港北消防署からのお知らせ・イベント情報(港北消防署のサイト)