「住みよく、住み続けられる」きれいで素敵な地域をつくりたい――小学生と地域が“共鳴”してのポスターコンテストが初めて開催されています。
日吉宮前自治会(足立弘会長)と日吉宮前地区地域ケア委員会・子育て支援班・デジタル班は、横浜市立矢上小学校(日吉3)の3年生と地域とのコラボ企画として、「住み良く・住み続けられるキレイで素敵な地域づくり~『みやまえコンテスト~まちをキレイに』」を初開催。
今月(2022年)9月10日(土)、11日(日)に、3年生児童が制作したポスター81枚を、日吉5丁目の宮前公会堂に展示、インターネット上でも9月30日(金)まで作品の展示をおこない、「良かった」と思う作品の投票も受け付けています。
「数年前、いや、もっと以前から、学校との連携や交流を呼び掛けてきました」と語るのは、地域ケア委員会で日吉宮前地区民生委員児童委員協議会会長の山科礼子さん。
3年生の社会科授業で「まち」を知る学習を進めるなか、7月11日には、同小学校の体育館で、「まちをキレイにするために何かできることはないか」と考える授業をようやく実現。
ごみ出しの様子やポイ捨てなどの困っていることを児童に伝えると、真剣な意見が多数あがり、「一緒に街をきれいににしよう」と、それらのアイデアを児童が思い思いにポスターとして描く今回のコンテストの実施に至ったといいます。
「自治会のエリアを全てまわって、ごみを捨てるボックスの写真を撮影するなど、まちの美化について考えてもらう資料を作り、子どもたちに各教室で見てもらいました」と、企画に奔走したデジタル班の嶋田弘美さん。
最も身近ともいえるごみ問題や環境問題を考えてもらうことで「地域が盛り上がるのでは」と感じているとのこと。
今回描かれた作品は、投票を経て来月10月中にも実施される予定だという表彰式の後、それぞれの児童に返却される予定ですが、カラーコピーの上、地域で掲示をおこない、地域住民への啓発活動や注意喚起に活用する計画とのことです。
同小学校に今年4月から着任した岸俊介校長は、「子どもたちが絵を描くことについて、家庭内でも話をしてくれることで、家族ぐるみでまちへの思いを深めてくれたのではないかと思います」と、展示された一枚、一枚の作品を感慨深げに眺めていました。
同小学校では、「『まち』とともに目的意識・相手意識をもって学びを深めていきます」(同小学校サイトでのコンテストの記事)としており、これからの地域との交流にも、それぞれの“想い”がより深く込められていくことになりそうです。
【関連記事】
・<ひっとプラン日吉>共通テーマに「地域のつながり」づくり掲げる(2022年1月24日)※「ケア委員会」での取組や活動を地域に発信することを取組目標や活動計画として発表していた
・5年間のまちあるき成果も反映、日吉の地区別「防災マップ」宮前地区で配布(2021年2月9日)
【参考リンク】
・矢上小3年生と地域とのコラボ企画~住み良く・住み続けられるキレイで素敵な地域づくり「みやまえコンテスト~まちをキレイに」(日吉町宮前自治会だより「みやまえ」サイト、PDFファイル)※コンテスト投票への二次元コード(Googleフォーム)掲載
・矢上小3年とコラボ まちをきれいに~みやまえコンテスト(作品一覧、 DIGITAL FIELDS)
・【9月6日】日吉町宮前自治会×3年生=キレイで素敵な地域づくり!(横浜市立矢上小学校)
・ケア委員会 矢上小コラボ企画(日吉町宮前自治会ブログ)