東京メトロも来春から運賃に「10円加算」、バリアフリー費用に充てる | 横浜日吉新聞

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東京メトロも来春から運賃の上昇が決まりました。来年(2023年)3月ごろからホームドアやエレベーターなどの各種バリアフリー設備整備のため、大人普通運賃に10円、通勤定期券は1カ月あたり370円を上乗せする方針です。

東京メトロでは東横線にも乗り入れている旧型車両を置き換え、新型車の導入も進めていく(渋谷駅)

これは、利用者にバリアフリー関連費用の負担を求めることができる「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用したもので、JR東日本でも同制度を使い、来春から首都圏の「電車特定区間」と呼ばれる主要路線で運賃に上乗せすることを発表しています。

今月(2022年)4月25日に東京メトロが発表したところによると、来春3月ごろから大人普通運賃に10円(ICカード・切符とも、小児は大人運賃に加算後半額)を上乗せするほか、通勤定期券1カ月370円、3カ月では1050円または1060円、6カ月は1990円または2000円を加算。なお、通学定期券は加算の対象外としました。

これにより、2025年度までに全駅でホームドアを整備するほか、エレベーターの複数設置やホームと車両床面の段差・隙間縮小、バリアフリートイレ(多機能トイレ)の追加整備、車両内のフリースペース設置などを進めていく計画です。

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【参考リンク】

鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し円滑な移動の実現に取り組みます(東京メトロ、2022年4月25日)


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