プラウドシティが4年越しの工事でようやく竣工、地域や行政、小学校がコラボで作った「樹木札」でその完成を祝います。

4年間の工事期間を終え竣工したプラウドシティ日吉のセントラルプラザ(中央広場)の通行利用が可能となった。中央奥は日吉ロイヤルマンション、右手奥にはエポックスポーツクラブと東急東横線の高架線路が見える(3月29日)
2018(平成30)年3月から着工した日吉・箕輪町の大型再開発エリア「プラウドシティ日吉」(箕輪町2)が、4年越しの工事を経てこのほど完成。
今週(2022)年3月28日(月)午後に、最終工事エリアとなったレジデンスⅢ(3=C工区)の完了を待っていた中央広場「セントラルプラザ」や、箕輪小学校側の市道に面した「ビオフォレスト」、綱島側に位置する「オウカス日吉」前の「ディープフォレスト」の3つのエリアの周囲に置かれていたパーテーションを撤去。
再開発地区の計画として予定されてきた「主要な公共施設・有効空地」(建築基準法第68条の3第1項に基づく認定基準によるもの)エリアについては「だれでも日常自由に通行または利用」できるようになりました。
小学生の「樹木札」で完成祝い街を彩る

港北区役所と箕輪小学校の教室がオンラインで結ばれ、「樹木札」を作る特別授業をおこなった(3月16日)
この完成を祝うかのように設置されたのが、横浜市立箕輪小学校の5年生の1クラスが制作した「樹木札(樹木名板)」。
昨年(2021年)秋から進められてきた「プラントプロジェクト(Plant Project)」と名付けた特別授業では、プラウドシティ敷地内の植栽管理やグリーンショップ「きちじつワンダーベース」を運営する東邦レオ株式会社(本社:大阪市)の小山田哉(はじめ)さんが、100種類以上あるという同敷地内の木々についてのレクチャーを実施。
地域の人々と「情報共有」をおこなうことを目的とし、児童たちの手作り「樹木札」を木々に設置するための製作や準備をおこなってきていました。
「樹木札」の製作については、鵜澤(うざわ)聡明港北区長がオンラインで登壇し、児童らにその製作方法を伝授。
日吉駅西口の花壇のリニューアル(日吉グリーンアクション)で伐採された「ケヤキ」の木を東邦レオが搬出、鵜澤区長がカット作業をおこない、児童らに「樹木札」として仕上げて提供したといいます。

授業の実施のお礼にと子どもたちから「感謝の手紙」が贈呈されていた(3月24日)
約30人の児童が1枚ずつ木々の名前や特徴を記した「樹木札」をそれぞれ作り上げる作業もおこなっていました。
終業式前日の先週(2020年)3月24日には、完成した「樹木札」を初めて「ウェルネスプラザ」エリアに設置し、この様子を見届けた鵜澤区長や小山田さんらに児童らは感謝の手紙を贈呈していました。
「樹木札」は4月中にもプラウドシティ内に全て設置される予定とのことで、新しく入居する人々のみならず、地域住民との交流のシンボルとしても通りかかる人々を和ませるものとなりそうです。※2022年4月1日追記:3月28日に設置された3枚の「樹木札」は、4月中に全ておこなう予定の改めての設置作業に向けて一旦外されている状況とのことです。(編集部)
最終入居は夏までに、カフェの開店も予定
なお、最終分譲となったレジデンスⅢ(3)への入居がいよいよスタートとなりましたが、引っ越し時期の集中を避けることなどを目的に6月末以降までの引き渡しに分散することのこと。
「セントラルプラザ」には、スポーツクラブ「メガロス日吉」(野村不動産ライフ&スポーツ運営、本社=東京都中野区)が来月4月1日(金)にオープン。
エリア内では、ゴールデンウィーク期間中にも、「野菜レストランさいとう」(菊名6)の経営によるカフェのオープンも予定されているとのことで、商業施設も含めた最終的な「街びらき」まではあと一息ともいえそうです。
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・<港北区長>日吉の小学校でオンライン初登壇、“樹木札”プロジェクトが進行中(2022年2月3日)
・平和の象徴「オリーブ」が街のシンボルに、日吉駅西口花壇が大規模リニューアル(2022年3月8日)※日吉駅前から東邦レオが「ケヤキ」の木を運搬した
・箕輪小学校脇の「南北通路」が通行可能に、プラウドシティの完成前に(2022年3月4日)
・<2022年4月人事異動>港北区長が1年で交代、新副区長も就任へ(2022年3月30日)※鵜澤区長は、4月から建築局のトップである建築局長に就任することが発表された
【参考リンク】
・【みのわ日記】3月25日 週末ふりかえり(横浜市立箕輪小学校)※樹木札の取り付けについて。鵜澤区長からの箕輪小校章の焼印のプレゼントについても写真付きで紹介