箕輪小学校脇の「南北通路」が通行可能に、プラウドシティの完成前に | 横浜日吉新聞

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日吉・箕輪町の大型再開発エリアの完成に先駆け、「子どもたちの安全・安心を優先」して通路の通行が可能となりました。

プラウドシティの完成を前に、最終工期(第3期)で作られたレジデンスⅢ脇と箕輪小学校の間にある「南北通路」が通行できるようになった

プラウドシティの完成を前に、最終工期(第3期)で作られたレジデンスⅢ脇と箕輪小学校の間にある「南北通路」が通行できるようになった

今年春(2022年)完成予定の「プラウドシティ日吉」(箕輪町2)の開発を手掛ける野村不動産(東京都新宿区)は、再開発エリア内の横浜市立箕輪小学校西門側の通路を今週3月2日(水)午前10時から開放。

開校当時から昨年(2021年)8月末まで使用してきた西門の使用が再び可能となり、2日の午後以降、真新しくなった新しい通路を使用しての児童の登下校が再開しています。

プラウドシティの工事の最終章となる工期(第3期)のレジデンスⅢ(3=C工区)の完成を前に、当初予定していた3月末頃より約1カ月前倒しで通行可能な状態に整備し通路の開放に踏み切ったといいます。

教職員らと児童の来校を見守る井上強校長。「横断歩道が通路から少しずれていることで児童の飛び出し防止となるようです」と新通路の完成を喜びながらも事故防止への注意を払っていた

教職員らと児童の来校を見守る井上強校長。「横断歩道が通路から少しずれていることで児童の飛び出し防止となるようです」と新通路の完成を喜びながらも事故防止への注意を払っていた

これにより、箕輪小学校では、通学時に通常使用する門を正門、また工事にともない臨時に設置していた北西側の「通用門」から西門に変更。

変更後の初登校となったきのう3月3日の朝には、登校を見守る地域のボランティアや教職員らが児童らを再び使用できるようになった西門側へと誘導していました。

これにより、プラウドシティ管理組合や地元町内会が費用を負担し設置していた「通用門」は、来週早々にも撤去されることが決定。

レジデンスⅢ(3)の工事にともない、再開発事業者や地域との折衝(せっしょう)窓口として、昨年からの通学路変更の問題にも向かい合ってきた港北区区政推進課の田中郁雄課長は、「箕輪町町内会(日吉地区連合町内会)の小島清会長や、地域の方々による見守りにより、無事故でこの日を迎えることができたことに感謝したい」との言葉を述べていました。

道幅は以前より広く7~9m近い場所も。それぞれの建物脇の植栽も心を和ませてくれるかの雰囲気を醸(かも)していた。学校北西側の「通用門」(左)は来週早々にも撤去される予定

道幅は以前より広く7~9m近い場所も。それぞれの建物脇の植栽も心を和ませてくれるかの雰囲気を醸(かも)していた。学校北西側の「通用門」(左)は来週早々にも撤去される予定

野村不動産の担当者によると、「プラウドシティ日吉」の最終的な完成は3月29日(予定)とのことですが、箕輪小学校の南側エリアやレジデンスⅢの周囲、中央広場付近や新しい商業施設エリアについてはまだ立ち入りができないようにと仕切りの柵が置かれている状況です。

再開発地区の完成後に「オープンスペースや安全で快適な歩行者空間を確保」することは今回の再開発事業での地元地域住民に向けた「至上命題」となっており、公開広場や商業施設などの一日も早い供用が待たれるところです。

)本記事については複数の読者の方からの情報提供をいただきました。ありがとうございます

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【参考リンク】

【みのわ日記】2月25日週末ふりかえり(横浜市立箕輪小学校)※「新しい通学路」の通行開始前の写真を掲載


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