時代に翻弄された日吉、2/5(土)に慶應と街を題材に歴史講座

横浜日吉新聞

激動の昭和に翻弄され続けた日吉キャンパスと駅周辺の歴史を慶應義塾の准教授が解説します。港北区は来月(2022年)2月5日(土)に港北区役所内で行う「港北地域学」の第3回講座「慶応義塾と日吉」への参加者を今月1月21日(金)まで募集しています。

昨年12月初旬の慶應義塾大学日吉キャンパス

日吉駅周辺の歴史は、当時の東急電鉄が何もなかった丘を切り拓いて駅と宅地を設け、慶應大学を誘致したころから始まり、その後には小さな村だった日吉が矢上川を境に川崎市と横浜市に分裂。

太平洋戦争中には海軍の連合艦隊司令部が日吉キャンパス内や日吉台小学校(日吉本町1)に常駐して巨大な地下壕(ごう)を掘り、空襲では日吉キャンパスと日吉台小の校舎が焼失したうえ周辺住民に死者を出し、終戦後は米軍に占拠されるという悲しい歩みがありました。

「港北地域学」講座の第3回、2月5日(土)開催の「慶應義塾と日吉」の案内チラシ(区の案内ページより)

今回の講座では、慶應義塾福澤研究センターの准教授で日吉の歴史に詳しい都倉武之(とくらたけゆき)さんを講師に招き、慶應義塾が日吉にキャンパスを構えることになった経緯をはじめ、戦前から戦後にかけての悲運の歴史と痕跡を紹介するという内容になっています。

講座は来月2月5日(土)の13時30分から15時30分まで、港北区役所4階の会議室で開催。

参加希望者は区の申込フォームから1月21日(金)までに応募が必要で、募集人数は20人。応募者多数の場合は抽選となりますが、希望者は1カ月程度後に講座内容の録画映像を見ることができるようにするとのことです。

【関連記事】

<コラム>引き裂かれた日吉村、次に来たのは大迷惑な日本海軍とアメリカ軍(2016年1月10日、日吉の戦災について)

<わがまち港北歴史探訪>慶應と日吉住民が90年近く続ける“微妙な関係”(2021年4月12日、キャンパス誘致の経緯について)

【参考リンク】

令和3年度「港北地域学」講座~第3回「慶應義塾と日吉」の案内と申し込み(2022年2月5日開催、港北区)

三田評論2011年4月号「慶應義塾史跡めぐり第56回~日吉台地下壕」(都倉武之著)(慶應義塾大学出版会、都倉さんによる日吉台地下壕と戦中戦後の解説)


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