1年間で「3分の2」の日々が新型コロナウイルス禍で行動制限を受けるという厳しい環境だった2021年。楽しくなる出来事が少ない世の中でしたが、日吉・綱島・高田など港北区北部エリアではざまざまな動きがあり、コロナ禍前の日常を取り戻すため前進を続けてきました。
「横浜日吉新聞」に掲載した記事のなかから、意外と変化の多かった北部エリアの12カ月間を振り返ります。
(※)「新横浜新聞~しんよこ新聞」に掲載した「港北区南部エリア」の出来事もあわせてご覧ください。
2021年「日吉・綱島・高田周辺(港北区北部)」の出来事
<1月>
- 2月7日(日)まで首都圏で「緊急事態宣言」、神奈川県民に外出自粛を要請(2021年1月8日)
→ 2021年は新年早々の1月8日から「緊急事態宣言」となり、これが9月末まで続く外出自粛生活の始まりでした - <港北区民の調査>東京23区へ通う割合は綱島49%、日吉45%、高田40%(2021年1月18日)
→ 4年ぶりに港北区の「区民意識調査」が行われ、区内12地域ごとの特徴もはじき出しています - アイスホッケーのプロチーム「横浜グリッツ」を区と商店街が地元から後押し(2021年1月21日)
→ 2020-21年シーズンから港北区内の「KOSE新横浜スケートセンター」を本拠地としてプロアイスホッケーの「アジアリーグ」に参入した「横浜グリッツ(GRITS)」。慶應大学のOBが中心となってチームを結成したもので、区内の商店街がそんなチームを応援しようと立ち上がりました。今年9月に始まった2021-22年シーズンも苦しい戦いが続きますが、念願の初勝利もあげ、新横浜で奮闘しています - 下田町・綱島西で死者が発生する「火災」相次ぐ、火の扱いに警戒呼びかけ(2021年1月27日)
→ 今年は1月中に下田町で2人、綱島西で1人の方が亡くなる火災が相次いで発生しています。空気の乾燥するシーズンなので、火の管理には特に注意したいところです - 2/1(月)から日吉で「入試」スタート、校門前の“激励”は自粛呼びかけ(2021年1月29日)
→ 毎年2月1日は私立中学校の受験日。日吉では「慶應普通部」と「日大中学校」の校門前には学習塾の関係者が集まり、教え子である受験生を激励するのが恒例となっていますが、昨年は新型コロナ禍のため自粛を呼びかけました。当日は塾関係者の姿がなく、受験生に付き添う親も校門前で引き返す様子が見られました
<2月>
- 日吉などの区内北部に「図書館機能」、横浜市が新年度に2500万円の予算案(2021年2月1日)
→ この時点で“北部”が「日吉」であるというところまでは確信を持てたのですが、場所が慶應大学協生館内であるという裏付けを取るまで少し時間がかかりました。その後「日吉の本だな」との名で来年1月19日(水)にオープンすることが決まっています - 2年連続で「綱島公園桜まつり」中止、“港北三大祭り”はすべて断念(2021年2月2日)
→ 現時点では、来年2022年も春先に行われる区内での大きな祭りは開催が厳しい状況です。夏の「盆踊り」までには何とか持ち直してほしいと願うばかりです - 日吉・綱島・樽町・大曽根や井田・木月・駒岡など約5万7千軒で大規模停電(2021年2月14日)
→ 2月13日(土)の23時8分ごろ福島県沖を震源としたマグニチュード7.3の地震が発生し、港北区内は最大「震度4」でしたが、日吉や綱島などの周辺では最大2時間43分にわたって大規模な停電が発生しました。理由は東京都など首都圏で停電させないためだとか。東京を助けるためには横浜市内などの“郊外”はどうでも良いという考え方なのか、怒りが増してきます
→ また、今年は10月7日(木)の夜にも「震度5弱」の地震が起き、大曽根小学校では設備破損で休校となったり、菊名では帰宅困難者の受け入れ施設が開設されるなどの影響や被害が見られました。 - アピタ内に2/25(木)区内初出店の「西松屋」、ベビー・子ども用品に独自色(2021年2月25日)
→ 子育て世帯の多い日吉・綱島ですが、意外にもベビー用品店はこれまでありませんでした - <東急新横浜線>日吉の中学生がイラストで彩る、箕輪町に新「地下道」を整備(2021年2月24日)
→ 東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の線路(トンネル進入口)で分断された箕輪町3丁目と綱島街道を結ぶために歩行者用の地下道が作られました。「市道」として横浜市に移管するための手続きが行われた後に供用開始となる予定です
<3月>
- 7年半営業の“ドンキ日吉店”が3/28(日)に閉店、「営業戦略上の理由」(2021年3月3日)
→ 明確な閉店理由は分からなかったのですが、おそらく同じグループである「アピタテラス綱島」との競合を避けたのではないか、と思われます。当時のドンキ店長に「アピタテラス綱島と戦う気があるか」と尋ねたのですが、「どうしてもやれ、と言われれば戦うが……」と複雑な返答でした - 箕輪小の校歌「青い鳥」が誕生、卒業生・教職員と地元ゆかりの歌手が“夢”を大空に(2021年3月17日)
→ 新型コロナ禍の真っ最中だった2020年4月に開校したものの、全国的な一斉休校で6月まで児童を迎えることができなかった箕輪小学校。新たに入ってくる児童が登校できないため、連絡先も分からず対応に苦慮したといいます。初年度に何とか校歌が間に合いました - 昭和6年創業以来の歴史継ぐ、日吉駅前の老舗「日吉堂薬局」が90周年(2021年3月18日)
→ 当時の東急が何もなかった丘を開拓して日吉駅を設けたのが大正末期の1926(大正15)年。慶應大学の日吉キャンパス開校が1934(昭和9)年なので、1931(昭和6)年に開業した「日吉堂薬局」は、日吉駅周辺にほとんど残っていない“超老舗”ということになります - 日吉東急の食品売場を「東急フードショー」に刷新、東急ストアと連携も(2021年3月23日)
→ 「日吉東急アベニュー」としては、かつての“デパ地下”として一般のスーパーとは異なる品揃えで差別化を図り続けなければならない一方、スーパーのない駅前の需要も取り込みたい、ということで、従来の商品とブランドを維持しながらも店舗運営をグループ内の「東急ストア」に委託し、同チェーンの商品も一部揃えたという形です - 日吉駅から「山中湖」へ高速バス、御殿場アウトレット行を路線延長(2021年3月26日)
→ 日吉駅やセンター北駅と「御殿場アウトレット」を結んでいた高速バスを延長し、山中湖を経由して河口湖まで走らせることにしたものです。走行距離は伸びますが、もう1本の高速バスも河口湖行なので、バスや乗務員の運用を考えれば効率が良いかもしれません。また、東急バスとしてはコロナ禍で経営環境が厳しいなか、1人でも多くの客を取り込みたいとの思いがあるようです
<4月>
- <宮内新横浜線>高田駅前~新吉田南が4車線化、一部歩道などの工事は継続(2021年4月13日)
→ 2020年12月に暫定開通していた宮内新横浜線の高田駅前~新吉田南間で年度内ぎりぎりとなる3月末に4車線化が完了しています - 不動産投資法人がアピタテラス綱島を取得、「好業績が期待できる密度感」(2021年4月15日)
→ 三井住友系のケネディクスが建物を取得しています。当初はアピタを運営するユニーが自ら建設していたのですが、ファミリーマートとの合併やドンキの傘下となるなど経営環境が変化するうちに所有も不動産投資会社に移っていました - 日吉に待望の「病児保育室」、さとう小児科クリニックが5月中旬に新設(2021年4月21日)
→ これまで港北区内に2カ所、大倉山の周辺にしかなかった「病児保育室」が子育て世帯の多い日吉にも誕生しました - 5/11(火)まで横浜・川崎に「まん延防止措置」、緊急事態と何が違うのか?(2021年4月19日)
→ 2021年の年初から3月21日まで続いた「緊急事態宣言」が解けたと思ったら、わずか1カ月で今度は“軽量版”という位置付けの「まん延防止措置」が適用されました。3カ月近くだらだらと続けたものの、結局はまた「緊急事態宣言」に移行することになり、あまり効果がなかったと感じた市民は多かったのではないでしょうか - <21年3月期>コーエーが過去最高の業績、スマホ向け「三國志 覇道」など貢献(2021年4月27日)
→ コロナ禍での外出自粛が続くなか、知名度の高い安定したゲーム作品の多いコーエーの業績が上がりました。今年度も好調を維持しています
<5月>
- <東急新横浜線>「綱島トンネル」の掘削が終了、新綱島駅では軌道敷設も(2021年5月6日)
→ 日吉や綱島、大倉山、新横浜などの地下を掘り続けていた新横浜線(相鉄・東急直通線)のトンネル工事が4月までに終わり、現在は列車が走れる状態にするための諸工事を実施中です。また「2022年度下期」(10月~2023年3月末)としか明かされていない開業予定日は、来年中に必ず明らかになるはずです - <新綱島>駅直結の29階建てタワマン「ドレッセタワー」、東急がPRを開始(2021年5月11日)
→ 29階建て252戸(一般販売は179戸)のタワマン(再開発ビル)「ドレッセタワー新綱島」が5月からPRを開始し、11月13日の第1期販売までに4500件以上の問い合わせがあったといいます。価格は5360万円から1億8290万円と、これまでに港北区内で分譲したマンションではもっとも高額かもしれません - <グリーンライン>日吉駅のホーム6両化に着手、高田や日吉本町は工事中(2021年5月10日)
→ 6両化が決まった直後にコロナ禍となり、交通局が厳しい経営環境に陥っていますが、現時点では予定通り工事が行われています。工事完了は来年2022年3月で、夏ごろから一部を6両化する計画です - 港北区の人口は「36万人」を突破、横浜市外から春の転入超過が寄与(2021年5月14日)
→ 5月1日で36万人を突破したのですが、その後に増減があり、12月1日時点では35万9753人となっています。春にはまた36万人台に戻るものとみられます - 港北区で初の「ワクチン集団接種」、早すぎる来訪や導線に課題も(2021年5月20日)
→ 港北区での集団接種は5月19日に「港北公会堂」で始まりました。ずいぶん昔のように感じます
<6月>
- アピタテラス綱島が「屋上駐車場」をイベント活用へ、市に変更を届出(2021年6月7日)
→ 平日などは屋上駐車場をあまり使っていないため、イベントなどに活用できるよう届出を行っています。騒音の問題もあり派手なイベントは企画しづらいものの、来年中には何らかの形で“屋上イベント”が行われる見通しです - プラウドシティ正面に6階建て「賃貸マンション」、1階に古着チェーン出店(2021年6月8日)
→ プラウドシティと綱島街道を挟んで真正面にあたる旧自動車整備工場跡に6階建ての新築賃貸マンションが完成し、1階にはブランド古着のチェーンが入りました。なお、残るテナントはその後に民間学童保育チェーンと学習塾が入っています - <臨港バス>綱島駅・樽町と区役所・新横浜を結ぶ新路線、7月から「綱23」運行(2021年6月22日)
→ 交通事業者が苦境に陥るなか、久しぶりのバス新路線という明るい話題です。綱島駅~樽町~師岡~大豆戸~新横浜駅が1本でつながりました。ただ、その裏側では臨港バスが羽田空港への高速バス路線から撤退し、新横浜駅の乗場を使えるようになった、という面もあります - 「マスク飲食」認証店が予想より拡大、日吉・綱島など港北区内も29店(2021年6月28日)
→ 感染の防止策を徹底している店は、コロナ禍でも規制を緩和するという県の施策です。最初はかなり厳しいチェックが行われていたのですが、申請が殺到して県側の手が回らなくなり、チェックが緩くなってきたという部分があります。それだけに最初に認証を取った店舗は、厳しい対策が公的に認められている、ということになるのではないでしょうか - 高田の「親と子の居場所」が7/1(木)移転、新築スペースに“開放感”(2021年6月29日)
→ 高田西の「倉田屋前」バス停前にあった親と子のつどいの広場「たかたんのおうち」が120メートルほど離れた場所へ移転しています
<7月>
- <レポート>ワクチン集団接種が綱島でスタート、「時間通り」に来訪を(2021年7月1日)
→ 港北公会堂に続き「綱島地区センター」も集団接種会場となりました。このほか、新横浜では6月中に日産スタジアム内の「スポーツ医科学センター」でも行われています - <慶應日吉>英国が事前キャンプ開始、オリ・パラ期間に「エリア分け徹底」(2021年7月8日)
→ 5年以上前から学生も参加して入念な準備を行い、日吉駅周辺の商店街や住民も巻き込んでさまざまなイベントや交流企画を行う構想だったのですが、このように選手と学生・住民を完全分離しなければならない状況に陥ってしまいました。何のためのオリンピックだったのか、と思わずにはいられません。なお、港北区内では武相高校でもひっそりと事前キャンプが行われています - 少しは楽になった「朝ラッシュ」、グリーンライン・東横線・目黒線で大幅減(2021年7月13日)
→ リモートワークが増え、ラッシュが緩和されたのは利用者として歓迎すべきことですが、鉄道会社は経営の見直しが迫られています - <神奈川県>感染数が急速悪化、7/22(木)から“マスク飲食店”も酒類停止へ(2021年7月17日)
→ 首都圏で世界的スポーツ大会が華やかに始まろうとしているなか、われわれ一般住民の世界ではコロナ禍が一段と悪化していました - 五輪出場のあの選手は“日吉ゆかり”、横浜市が独自ガイドブックを公開(2021年7月21日)
→ 日大高校に通う卓球・張本智和選手や、武相高校出身の陸上・泉谷駿介選手、日吉キャンパスの陸上競技場で練習を行う陸上・山縣(やまがた)亮太選手、慶應大卒のアーチェリー・武藤弘樹選手らが紹介されています
<8月>
- 緊急事態初日に過去最多825人、横浜市長「これまで以上に強い感染の波」(2021年8月3日)
→ 再びの「緊急事態宣言」でもオリンピックは開催され続けており、サッカー競技が行われた日産スタジアム周辺の虚しさは「新横浜新聞~しんよこ新聞」で詳しくレポートしています - <横浜市>ようやく64歳以下も「ワクチン接種」、8/6(金)から順次受付(2021年8月5日)
→ 65歳以上を対象に5月から始まった横浜市のワクチン接種ですが、ようやく対象者が全世代に広がりました - 夏祭りの代わりに「やっと会えた」、“新”港北区長が区内13地区を巡回訪問(2021年8月17日)
→ 今年4月に栗田るみ区長から鵜澤(うざわ)聡明区長(前・建築局企画部長)に交代していたのですが、コロナ禍で区民と会う機会が少なく、この時期から少しずつ区内各地をまわれるようになりました - <市長選の投票率>惜しくも50%に届かず、箕輪小では投票に大行列(2021年8月23日)
→ 緊急事態宣言中でしたが「横浜市長選」が行われ、人口急増中の箕輪町2丁目を対象とした投票所(箕輪小学校)では大行列ができていました。同投票所では10月末の衆院選でも大混雑しています - <横浜市>小中学校の「夏休み」は8月末まで延長、市民向けには公表せず(2021年8月24日)
→ 前市長が経済関連分野以外には興味・関心をあまり示さなかったためか、横浜市の教育・健康福祉分野における即時情報発信の消極性は市役所内で群を抜いているように感じます。川崎市のように市長自ら発表するなんてことはありませんでした。小・中学校に問い合わせが殺到して現場が大変になるという状況が想像できると思うのですが。市長交代で意識は変わるでしょうか
<9月>
- <綱島東口>駅前再開発へ市が「都市計画」手続き、高層ビルや広場など配置(2021年9月3日)
→ 新綱島駅側に続き、綱島の東口駅前でも再開発へ向けて市の正式な手続きが始まり、27階建て再開発ビル(住居約350戸と商業施設など)や駅前広場などの計画が明らかになっています - 日吉駅前に「集団接種」会場、9/22(水)から夜19時半まで開設日も(2021年9月7日)
→ 日吉キャンパス内の協生館でも集団接種が始まりました。ここは駅前という利便性の高さもあって、今月まで市の集団接種会場として使われていました - 2022年春も複数園を新設、日吉・綱島の「認可保育所」はそれでも足りない(2021年9月15日)
→ ここ10年以上、日吉と綱島では保育所を作り続けているのですが、それでも常に足りない状態です。この街では駐車場の設置義務よりも、一定規模の住宅建設時には保育所の設置を義務付ける条例が必要では、と思ってしまいます - 9月末で神奈川県「緊急事態」ようやく解除、マスク飲食店のみ酒類提供(2021年9月29日)
→ 今年は1月8日~3月21日が「緊急事態宣言」、4月20日~8月1日が「まん延防止措置」、翌日から再度の「緊急事態宣言」が9月30日まで。まともに活動できたのは10月から現在までの3カ月間と、3月下旬~4月下旬までの1カ月間の4カ月ほどしかなく、今年は3分の2の日が何らかの形で制限を受け続けたことになります - 横浜初の「バーチャル修学旅行」が実現、IT駆使した双方向授業のチャレンジも(2021年9月17日)
→ 一生に一度の機会なのに、前年からのコロナ禍で修学旅行に行けなかったり、日帰りとなったりした学校は多く、「何とかしてあげたい」という教職員の思いがこの高田中学校のような形で結実しました
<10月>
- 新シーズンの「ビーコル」始動、10/16(土)に北山田で開幕戦(2021年10月1日)
→ チーム発足11年目となったプロバスケットボール「Bリーグ」の横浜ビー・コルセアーズ(ビーコル)。今シーズンも苦しい戦い(12月30日時点で8勝16敗で東地区11チーム中9位)が続いていますが、今季のビーコルは何かをやってくれそうな新体制を築いています - 新綱島駅と直結「民間ビル」はシニア住宅とテナント、区文センターに接続(2021年10月4日)
→ かつて「温泉旅館・新水」「新水パーキング」だった新綱島駅真上で建設中の12階建てビルは、4階から12階を「シニア住宅」、下層階は「生活利便施設」とし、地下の駅とも直結する計画であることが明らかにされました - プラウドシティに「自立型」シニア住宅、10月入居開始で“地域連携”に期待も(2021年10月7日)
→ 新綱島駅よりひと足早く、10月から箕輪町2丁目のプラウドシティ内にはサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の「オウカス日吉」がオープンしています - <日吉6>高級感とデザート重視の焼肉店、スーパー経営企業が11/24(水)開店へ(2021年10月15日)
→ ゼンショー傘下の「華屋与兵衛」跡は、業務スーパーで知られる「神戸物産」による高級志向を打ち出す焼肉食べ放題店となりました。もしコロナ禍がなければ、高田駅近くにあった華屋与兵衛のように同じグループ内の「はま寿司」に変わっていたのではないか、と想像してしまいます - <神奈川県>11カ月ぶり時短営業の要請終了、イベント上限1万人も撤廃へ(2021年10月21日)
→ 昨年(2020年)12月7日から約11カ月間にわたった飲食店への営業制限が10月25日で完全に解除されました。現在のように感染状況が落ち着いたまま過ごしたい、と強く願うところですが、新型で感染力の強い「オミクロン株」が日本でも広がる兆候を見せているなか、新たな年もまったく油断ができません
<11月>
- <衆院選>激戦の小選挙区は僅差で鈴木氏が5選、中谷氏は比例で再選(2021年11月1日)
→ コロナ禍が落ち着いた、ということで10月末には4年の任期終了が迫っていた衆議院議員の総選挙もありました。港北区・都筑区の「神奈川7区」は大接戦となりましたが、前回同様に前職2氏とも国会に送り出すことができました - <2021年度内>日吉駅東口に「タクシー乗場」新設、商店街側での乗車は廃止へ(2021年11月4日)
→ 駅西口(商店街側)の小さなロータリーで行われていたタクシー乗車が来年2月1日以降は綱島街道側に変わります。すでに工事はほぼ完了しており、駅には告知も行われています - 高田駅前で60年近く続いた「大型工場」が老朽化で解体、跡地活用は未定(2021年11月7日)
→ 高田駅も日吉元石川線もなかった1964(昭和39)年から工場を置いていたフォルム株式会社が本社工場の解体を決めました。来年2月の本社移転後も跡地を売る予定はない、と話していましたが、その後の活用方法は未定とのことです - <東急電鉄>10数%の運賃値上げ方針、テレワーク定着で定期利用が大きく減る(2021年11月15日)
→ 東急は運賃値上げを「2023年春」に予定しているとのことですが、東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の開業が「2022年度下期」(2022年10月~2023年3月)に控えています。コストのかかる運賃表や関連システムの変更を短期間で二度行うことは考えづらいため、新横浜線の開業と同時に運賃値上げを実施する構想なのかもしれません - “歩きやすい日吉駅前”は実現できるか、環境改善に向け大規模アンケート(2021年11月26日)
→ 日吉駅前の歩行環境に課題があるのは以前から指摘されていましたが、同様に課題を抱える綱島駅東口や菊名駅東口のように「再開発」という形で解決するのは困難であるため、車両の進入を規制する形で歩行環境の改善を図っていこうという構想が出ています。そうした考え方に対する意見を聞くアンケート調査です
<12月>
- <日吉・綱島>“最後の旅行会社”と2つのスーツ店が相次ぎ撤退を表明(2021年12月1日)
→ HISとJTBに続き、日吉駅構内の「東急トラベルサロン」も12月23日に閉店してしまいました。また、日吉東急アベニュー2階の「オリヒカ(ORIHICA)」(AOKI運営)とアピタテラス綱島2階の「パーフェクトスーツファクトリー」(はるやま運営)も来年早々に撤退となる見通しです - 港北区で最大規模の「ダイソー」開店、樽町“Tプラッツ”のユニクロ跡に(2021年12月3日)
→ 港北区では最大となる「ダイソー」がオープンしました。慣れるまでは目的のコーナーまでたどり着くのが大変かもしれません - 開店前に約400人が列、「エディオン日吉店」が“関東初”に込めた想い(2021年12月4日)
→ ダイソーと同じ日に箕輪町2丁目ではドン・キホーテ日吉跡に家電量販店がオープンしました。関東では店舗数の少ない「エディオン」だけに日吉店への注力ぶりが伺えます - <2022年元旦>今年も東横線・グリーンラインで「終夜運転」は行わず(2021年12月13日)
→ “第3波”の真っ最中だった昨年に続き、今年も終夜運転の見送りが決まりました。JR東日本の主要路線以外では多くの路線で終夜運転が行われません - コロナ禍乗り越え“歓喜の合唱”が復活、2年ぶり「第九」が綱島から響く(2021年12月13日)
→ 綱島から始まった「こうほく第九」が今年は関係者のみで成果発表会を行いました。来年こそは港北公会堂でこれまでのように公演できる環境になっていることを祈るばかりです
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