授賞式のフィナーレを飾る賞品は、“未来への夢”――新たに開業する「東急新横浜線」を感じる特別な体験が子どもたちにプレゼントされました。
日吉普通部通り会(日吉本町1)の主催で今年(2021年)も開催された「第2回アートコンテスト」。
今年秋の(2021年)9月から10月にかけて作品を募集、先月中に普通部通りなど日吉駅周辺での展示もおこなわれ、秋の日吉の街を芸術(アート)で彩る新たな風物詩としての存在感を高めています。
ユニークなのが一部の協賛先による「授賞式」。東急電鉄日吉駅による「日吉駅長賞」と、今回が初参加となる東急バスの新羽営業所(新羽町)と東山田営業所(都筑区東山田4)による「東急バス所長賞」合同での子どもの部の授賞式が今月12月12日(日)午後におこなわれ、それぞれの受賞者とその家族が賞品となる“サプライズ”表彰イベントを楽しみました。
まず、東急電鉄日吉駅で、同駅の佐藤武志駅長から受賞者の鬼束ゆうたさんに、また東急バス新羽営業所の梶貴久所長と東山田営業所の塩沼雅吉所長から鈴木ようくんに表彰状とノベルティなどが手渡され、それぞれ家族を交えて記念撮影。
2つのグループに分かれて、来年度下期(2022年10月から2023年3月まで)に開業予定の東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の工事現場の見学、また目黒線の折り返し列車の乗車体験で、新線の工事現場付近を見られるという“未来”を感じる演出をそれぞれが楽しんでいました。
箕輪町3丁目付近の工事現場までは、東急バスの特別貸し切り車両が送迎。「通常の路線でないところを大型車両が通るための特別な許可も取るなど準備も大変でした」と佐藤駅長。
それでも「鉄道愛」、そして「バス愛」に満ちた作品の数々を称えるためにと、また「街ぐるみ」で地域を彩るイベントのフィナーレを飾る企画の数々に、子どもも大人も驚きの表情と笑顔を浮かべていました。
今回の表彰式には、今回の企画の中心的な役割を担った普通部通り会の役員で飲食店「ビストロ ギオット(bistro GHIOTTO)」(日吉本町1)代表の山口愛さん、たつ吉グループ(同)代表で同会会長の島名貴子さんも同行。
「佐藤駅長のご尽力もあり、イベントが少しずつ大きくなり、地域ぐるみ、また大手企業様の協賛も交えての開催とすることができました」と、山口さんは、今回の企画に賛同し、表彰イベントのラストを飾る“サプライズ企画”を敢行した佐藤駅長や同駅駅員、東急バス営業所長や職員一人ひとりへの感謝の想いを語ります。
佐藤駅長は、「特に、開業が迫る『東急新横浜線』(相鉄・東急直通線)にちなんだ作品の応募がないのかと楽しみにしていました。今回の鬼束さんの作品には、新たな鉄道が乗り入れる躍動感が描かれていて大変嬉しい」と、今回応募された作品が“駅員投票”でトップになった理由について熱く語っていました。
東急バス営業所長賞でも「鈴木さんの作品には、“東急バス愛”が最も強く描かれていた」(両所長)ことが大きな選考理由になったといい、これからの地域社会に生きる子どもたちに「東急バス」の存在感を示すことができたという点においても、大きな“価値”あるイベントになったといえそうです。
最後の大型「表彰式」を無事に終えた日吉アートコンテスト。「第1回(前年)と異なり、返却しない条件での募集としたこともあるのか、子どもたちからの応募が増えました」と企画の中心を担った山口さん。
来年度(2022年度)の実施に向けて、「商店街ぐるみでの開催にはできないか」という議論もあるといい、今回、初めての協賛をおこなった各通り会(日吉中央通り、サンロード、浜銀通り、メイルロード)の枠を超えての大型開催に至るのかという点にも今後大きな注目が集まりそうです。
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【参考リンク】
・「教えて!日吉のすきなとこ」普通部通りで出会う GoodArt &GoodHiyoshi(日吉普通部通り会)※受賞作品、全作品を「instaglamアートギャラリー」に掲載中