「コロナ禍」で先が見えにくい年末年始の事故や犯罪に注意を――神奈川県警港北警察署(港北署、大豆戸町)は、きのう(2021年)12月24日午後、年内の最終登校日を迎えた港北区内の横浜市立小学校全26校で、下校時の見守りパトロールを実施しました。
この日の「パトロール」強化は、同署の生活安全課や交通課、地域課に所属する交番勤務の警察官らが担当しておこなわれ、同署の至近にある大豆戸小学校(大豆戸町)の正門前にも警察官や白バイ隊員らが来訪し、横断歩道をわたる児童らを見守る活動をおこなっていました。
今回のパトロールの実施について、同署生活安全課の担当者は、「冬休み期間にも事件や事故に気を付けてもらいたい、警察官が地域で見守っていることでの安心感を子どもたちや保護者の皆さんに意識付けることができれば」と、児童が帰宅し、保護者らにきょうのパトロールについて伝え、語り合うことで、特に休み期間中の大きな事件事故が発生しないよう気を付けてもらえればと語ります。
同課でスクールサポーターを務める漆原光彦さんも、大豆戸小学校でパトロールにあたるなか、「不審者による“声掛け”事案が多く発生しています。また、テレワークで保護者の在宅時間が長くなっていることでの家族間トラブルが発生することもあるようです。子どもたちにもコロナ禍で相当にストレスがかかっているのかもしれません」と、事件事故につながりかねない不安や問題があれば、学校や生活安全課に相談してもらいたいと呼び掛けます。
小学校のみならず、保育園や幼稚園で交通安全教室をおこなう中、交通事故の発生について、「統計的に7歳くらいの児童の発生が多くなっています」と、小学校1年生や2年生くらいの年齢の児童の事故が多いことを指摘します。
日常の登下校時についても、「登下校が多くみられる時間帯は、おおむね15分間程度の“短い時間”となりますが、保護者の皆さんや地域での見守り活動で子どもたちの安全を守ってもらえれば」と、日々の交通安全パトロールや見守り活動の重要性を訴えていました。
特にせわしない日々となる年末、また“非日常”感が強まる年始においても、気持ちを引き締めて、身の回りや移動場所での事件や事故の防止に努めていくことが望まれます。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
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【参考リンク】
・身近な犯罪・不審者情報(同)※今年6月から詳細情報を掲載している
・港北区の犯罪発生状況~令和3年11月暫定値(同)※今年度は「犯罪防止」の観点からより速やかなデータ開示に努めているとのこと