1年間にわたって渋谷駅近くのホテルで暮らすという長期宿泊プランが登場しました。41階建て高層ビル「セルリアンタワー」の高層階にあるセルリアンタワー東急ホテルが「ロングステイ365days」と題した365泊プランを設定。今月(2021年)10月1日から500万円という料金でシニア向けに売り出しています。
セルリアンタワー東急ホテルを運営する株式会社東急ホテルズ(東京都渋谷区)が、シニア事業を展開する東急ラヴィエール株式会社(同)と協業して設定したもので、「東急線沿線を中心とする首都圏生活者のアクティブシニアをメインターゲット」(両社)に設定したプラン。
同ホテルの利用者に「セカンドライフをホテルで送りたい」との意向を持つ常連客がいたことをきっかけにプラン化したといい、「スタッフが家族の一員のように毎日の暮らしに寄り添い、日常を支える存在となり我が家のような暮らしがホテルで叶うプランを目指しました」(八木進午総支配人)とのことです。
同プランの部屋はセルリアンタワーの19階より上にある「スーペリアツイン/キング」(37.6平方メートル、2人まで利用可)で、期間中はフィットネスクラブが利用でき、1日2000円までのランドリー利用も無料などの特典も付いてきます。1部屋あたりの料金は一括払いで諸税込みで500万円、月払いの場合は平均42万円とのことです。
新型コロナウイルス禍以降、都心のホテルではテレワーク向けに昼間のみの利用や、連泊・週単位などの宿泊プランを設定するケースが目立っていますが、今後、現役を引退したシニア向けには“ホテル生活”を提案する長期プランを設定するホテルが出てくるのかもしれません。
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【参考リンク】
・【開業20周年記念特別企画】ロングステイ 365days(セルリアンタワー東急ホテル)