日吉に新たなブランド「ひよしれもん」が立ち上がりました。
日吉駅前で音楽レストランや喫茶店などを営む株式会社音創(日吉2)は、きのう(2021年)9月9日午後、日吉箕輪町2丁目の再開発エリア「プラウドシティ日吉」内に店舗を構えるグリーンショップ・DIY工房「きちじつワンダーベース(WONDER BASE)」(東邦レオ株式会社運営=本社:大阪市、三木雅司代表)で、同店と新たに立ち上げた地域ブランド「ひよしれもん」構想の発表会を行いました。
「お披露目会」と名付けられた両者の初コラボを起点としたチャレンジは、今年4月から日吉駅前(西口エリア)でスタートした3カ年の地域緑化計画「日吉西地区緑化計画~あつまれ日吉の森プロジェクト」の理念に賛同しスタートしたもの。
日吉駅前にオリーブの木を植えるといった同プロジェクトの構想案が出るなかで、「喫茶店で使用し提供しているレモンスカッシュやレモネートなどの素材としてのレモンを、日吉で育成できないかと昨年冬頃からずっと考えてきました」と、今回の企画を発案した音創社長の池田紳一郎さんは、“地産地消でのメニュー提供”につなげたいとの想いを語ります。
先月8月5日に川崎市内の専門店で、高さ約1.5メートルほどの「レモンの木」を2本購入。
購入のアドバイスを行ったきちじつワンダーベースの小山田哉(はじめ)さんは、「レモンの木の種類は“リスボンレモン”。原産地はポルトガル。カルフォルニアやアルゼンチン内陸部が主な産地で、日本の気候にも適していることでも知られています」と、日吉近郊でも育てやすい品種を選んだと説明します。
この日は、新ブランドとして池田さんが用意したロゴを印字した「樹木名板」を、木工加工機器で彫る作業も実施。約15センチメートル四方のロゴが彫られた銘板に、音創やきちじつワンダーベースの社員・スタッフらが色を塗る作業も行っていました。
1本のレモンの木からは、早ければ来年(2022年)春頃にも約10個から15個程度のレモンの実が成る見込みだとのこと。
池田さんは、各個人の家庭や店舗の軒先などでも、いずれはレモンの木を植え、育てる“ご当地ブランドの輪”が広がることが夢だといい、「まずは、樹木の専門家であるきちじつワンダーベースの皆さんの協力で、日吉で採れた新鮮なレモンの味わいを実現できれば」との夢を語ります。
レモンの生育状況については、両者のSNSなどでも情報発信を行っていく予定だといい、「レモン収穫の暁(あかつき)には、レモンを使用しての体験イベントといった企画も実現できれば」(池田さん)と、日吉の新たな“ご当地ブランド確立”という大きな目標に向けての新たなチャレンジを少しずつ行っていく考えです。
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・プラウドシティ日吉の中央広場沿い通路が通行可能に、3月末から第2期入居も(2021年4月9日)※きちじつワンダーベースのオープンについても記載
・日吉の「花と緑のまちづくり」が開始、プランターやラジオ、まちのコインも(2021年5月12日)
【参考リンク】
・喫茶かなで公式サイト(株式会社音創)※提供しているレモンスカッシュやレモネードには純国産レモンを使用しているとのこと