今年こそ夏休みに使えるか、JRの予約サービス「えきねっと」が刷新 | 横浜日吉新聞

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今年こそは夏休みの行楽や帰省の際に活用したいところです。JR東日本は、チケット予約サービス「えきねっと」を今週(2021年)6月27日にリニューアルし、スマートフォンでの見やすさ向上させたほか、新たに「週末パス」や「大人の休日倶楽部パス」といった一部の「おトクなきっぷ」も購入できるようになりました。

6月27日にリニューアルした「えきねっと」(画像はパソコン版)

えきねっとは、インターネット上でJRの新幹線や特急列車の指定券を予約できるサービスで、予約後は駅の窓口や指定席券売機で「紙のチケット」を受け取る形となっています。

駅の窓口や券売機では、指定券は1カ月前からの販売となっていますが、えきねっとでは、さらに前の1カ月と1週間前から事前予約を申し込めたり、えきねっとだけで販売する割引チケット「えきねっとトクだ値」も扱っていたりします。

予約後はJR東日本の駅に置かれた指定席券売機で紙のチケットを受け取る形となる(新横浜駅・篠原口)

今回のリニューアルでは、乗換案内の検索結果からスムーズに列車を予約できるような画面構成に変更したほか、「週末パス」や「大人の休日倶楽部パス」といったフリーパスタイプの“おトクなきっぷ”の販売も新たに開始。

えきねっとでの予約可能時間朝5時から翌1時50分まで、駅での「紙のチケット」を受け取れる時間朝5時から23時30分まで延長しています。受け取り時には決済に使用したクレジットカードのほか、新たに「受取コード」や「受取用QRコード」も設定されました。

また、料金の支払い時にはクレジットカードに加え、コンビニや金融機関(ATM)などでも支払うことができるようになっています。

有人の販売窓口は年々減っている(JR武蔵小杉駅「みどりの窓口」)

一方、クレジットカードでの決済タイミングが申込み完了時点に早まったため、これまでは払戻手数料がかかっていなかった自由席特急券や普通乗車券についても所定の払戻手数料がかかるようになりました。

コスト削減によってJRのチケット類を販売する駅の「みどりの窓口」や、旅行会社の窓口年々減らされていくなかでは、鉄道利用時もインターネットによる事前予約が主流となりそうです。

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【参考リンク】

「えきねっと」が大きく進化します!(JR東日本)

えきねっと(会員登録しなくても乗り換え検索などが可能)


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