地域の医療関係者が総力、港北公会堂での「ワクチン接種」は5/19(水)開始 | 横浜日吉新聞

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港北区でも新型コロナウイルスワクチンの集団接種に向け、会場となる港北公会堂(大豆戸町、大倉山駅から徒歩約7分)では準備が進められています。

集団接種会場となる港北公会堂に集まった区の医療関係者ら(4月22日)

きのう(2021年)4月21日には、接種の現場を担う港北区医師会港北区歯科医師会、港北区薬剤師会の担当者らが港北公会堂に集まり、会場を運営する横浜市と港北区の担当者と現場を確認するシミュレーションを実施。

受付から予診票の確認、接種後の経過観察といった一連の流れをチェックし、現状と課題を確認しました。

接種券の送付は80歳以上の市民から順次始まる(市の資料より)

横浜市では、あす4月23日(金)から80歳以上の市民を対象に接種券の発送を開始し、翌週30日(金)には75歳以上5月10日(月)からは70歳以上、翌週14日(金)以降には65歳以上の市民へそれぞれ接種券を発送することが決定。

接種の予約受付は5月3日(月)の9時から専用サイトと電話で開始する予定です。

港北公会堂のホール内に3つの「予診ブース」と6つの「接種ブース」を設置

港北区内では、65歳以上の区民約7万人を対象に接種を行う計画で、現時点では港北公会堂での集団接種のみで始め、地域の医療機関などでも個別接種を順次実施していきたい考え。

区内での重要拠点となる港北公会堂は、1日あたり最大で450回の接種が行えるよう準備を進めており、ホール内のステージ付近に3つの「予診ブース」と6つの「接種ブース」を設け、経過観察のスペースとして客席を使用する計画となっています。

初の集団接種にどう対応するか、副市長「市も総力で取り組む」

港北公会堂の客席には段差があることを心配する声も上がっていた。接種後の急な体調変化をどう察知し対応できるかも課題に

4月21日に行われた港北公会堂でのシミュレーションには、横浜市の林琢己(たくみ)副市長や、港北区選出の神奈川県議会議員、横浜市会議員らも訪れ、接種の受付から相談、階段を降りての問診や座席での待機場所、接種ブースや最後の経過観察、バックヤードとなるワクチン供給の作業スペースについても細かな検証と確認、質疑応答を行いました。

林副市長は、「いま、市では総力を挙げてワクチン対応に取り組んでいます。少しでも円滑に接種ができるよう体制を整えていきたい。市民の皆様には新型コロナウイルスへの大きな不安があると思うので、ワクチンをどんどん国から供給してもらえるよう努め、なるだけ早期に接種を行うことができれば」との思いを語ります。

接種者が記載した「予診票」に基づき、予診室で予診が行われた後に接種となる

港北区医師会の鈴木悦朗会長(医療法人向日葵会・日横クリニック理事長=日吉本町1)は、「基礎疾患がある方など、かかりつけ医の許可をとっているかのチェックが予診票にない場合の対応についても(市には)検討してもらえれば」と、実際の接種を行うべきかの判断をかかりつけ医が行っているか、その記載があるかについても心配があると投げかけます。

港北区薬剤師会の相沢淳副会長(日吉堂薬局代表薬剤師=日吉本町1)も、「普段飲んでいる薬を確認するためにも、『お薬手帳』の持参を予診票に入れることはできるのか」といった質問を行いました。

ワクチンの接種はまず65歳以上を対象に完全無料で行われる(国の資料より)

区にはすでにワクチンも届き、医療関係者などへの接種はスタートしているものの、「まだ接種できているのは一部に限られる」(この日の参加者)との指摘もあり、段階を踏んで行う接種に向け、市民の不安を払拭(ふっしょく)できる情報公開を行っていけるのかにも大きな注目が集まります。

特に、接種券を送付後、インターネットや電話での受付初日には「受付サイトが落ちることはないか」や「電話回線がパンクしないか」といった心配の声もあがるなど、市がどこまで万全な体制で予約受付を行っていけるのかも鍵となりそう。

ワクチンの供給量は充分足りるので、焦らず予約を行ってもらえたら」(市健康福祉局)としており、住民側にも、自身の既往症やかかりつけ医との相談を事前に行う、普段飲んでいる薬を確認するといった準備を十分に行うことが求められそうです。

【関連記事】

<横浜市>65~69歳の「接種券」発送を遅らせる、予約できる会場は拡大(2021年5月8日)※リンク追記

港北公会堂のリニューアル完了、ワクチン接種で利用再開は10月以降(新横浜新聞~しんよこ新聞、2021年3月26日)

【参考リンク】

横浜市による新型コロナウイルスワクチンに関する特設ページ(最新情報)

新型コロナワクチンについて(首相官邸)


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