鉄道の開業を待つ綱島の古民家に、15年ぶりに「鯉のぼり」がたなびいています。
東急新横浜線・新綱島駅(2022年下期=同年10月~2023年3月末開業予定)にも近い綱島東1丁目の古民家で歴史的建造物の池谷(いけのや)家住宅では、今週(2021年)4月19日(月)から、15年ぶりに鯉のぼり(こいのぼり)を掲げる作業を行いました。
5人がかりでさお(竿)の設置から行ったという鯉のぼり。
長さ10メートル級だという吹き流しやまごい(真鯉)、ひごい(緋鯉)などが、日本の風物詩を感じさせるシーンを演出しながら、悠然と泳ぐシーンも時に見られます。
さおは半世紀以上も前に都筑区から贈られたものだといい、鯉のぼりはその後購入された「2代目」とのこと。
「かつては、各農家などでも多くみられた鯉のぼりを、ここ綱島周辺でも見られる機会はすっかり減ってしまいました。鉄道の開業を前に、ぜひ変わりゆく綱島の景色の一つとして、また季節感を感じる風景としてお楽しみいただければ」(同家)と、公道からの「鯉のぼり鑑賞」を呼び掛けています。
古民家敷地内への立ち入りは不可となっており、鯉のぼりを掲げるのは朝時間帯から日没まで。雨天時や風が強く吹く日には掲げることができないとのこと。
「ゴールデンウイーク(GW)期間中までは掲げます」(同家)との予定。
晴天時、特に適度に風が吹く日など、絶好の「鯉のぼり日和」となることを祈りたいものです。
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【参考リンク】
・池谷桃園のサイト ※池谷家は明治時代からの歴史を継ぐ桃農家として知られている