下田町・綱島西で死者が発生する「火災」相次ぐ、火の扱いに警戒呼びかけ

横浜日吉新聞

新型コロナウイルス禍による外出自粛で在宅時間が増えるなか、特に高齢者が住む家庭では火元に注意を――。今月(2021年)1月21日(木)には下田町で2人、一昨日25日(月)には綱島西で1人が亡くなる火災が相次いで発生しており、港北消防署(大豆戸町、吉田崇署長)は、冬時期に多く発生する火災への一層の警戒を呼び掛けています。

下田町と綱島西で火災が相次ぎ、計3人が亡くなった(写真は今月、読者提供)

港北区内では、今月に入り1月7日(木)には新吉田東で延焼をともなう火災が起き、21日(木)に下田町、25日(月)は綱島西で短期間のうちに発生し、区内での建物火災(ビル、飲食店なども含む)の件数は、1月25日時点で昨年(2020年)より1件多い5件

延焼面積も昨年の約45平方メートルを大幅に上回る約302平方メートルとなり、前年と比べて約6.7倍の面積を焼失したことになります。

区内では昨年、火災による死者が出ていなかったこともあり、港北消防署は「1カ月で3人も亡くなられたことは本当に残念」と、今月に入ってから区内で火災が多発していることや、被害の大きさを憂いている状況だといいます。

冬季で空気が乾燥しているだけに、火の取り扱いには特に注意が必要

同署では、住宅火災の出火原因について、火の取り扱いの不注意による可能性も多く見られるとして、コンロやたばこの火の不始末、また最近ではパソコンやスマートフォンのバッテリーの不具合による発火も多いとしています。

住宅用火災警報器の普及などで防火意識が高まっており、若い世代は火事が発生しても気付くケースが多い」という一方、「高齢者隣の部屋で火災が起きていても気付けないこともある」と指摘し、高齢者の認知機能の低下が、火災発生や避難遅れの一因となっている可能性があると警鐘を鳴らします。

外出自粛で、在宅時間が長くなっていることもこれまでとは違う環境を作り出しているといい、「現状では、地域で火災防止を呼び掛ける活動ができないことも不安材料となっています。特に高齢者世帯が住まう家庭や施設などでは注意喚起をしていただければ」と、通常の冬季以上の警戒を広く呼び掛けています。

)見出し横の写真は今月の火災発生現場(読者提供)。また火災の発生情報につきましても複数の読者の方から提供いただきました。ありがとうございます。

【参考リンク】

港北消防署からのお知らせ・イベント情報(「区内で住宅火災による死者が多発しています」との情報も)


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