初開催されている芸術コンテストの作品展示や表彰で、日吉の街が盛り上がります。
日吉駅西口にある普通部通り会(日吉普通部通り商店街、薄井芳夫会長)では、先月(2020年)11月3日から15日まで募集していた「第1回日吉アートコンテスト」の作品掲示を11月21日(土)からスタート。
同イベントに協賛している横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅(日吉2)や、東急電鉄日吉駅(同)、普通部通りの13店舗(いずれも日吉本町1)で、今月12月6日(日)まで一部応募作品の掲示を行っています。
11月29日(日)には、市営地下鉄日吉駅で、「日吉駅長賞」を受賞した2人への表彰式を、同駅から慶應義塾(日吉4)側に抜けるスペースで開催。
同駅の駅員や、横浜市交通局高速鉄道本部の赤松美直本部長のほか、駅務管理所の大谷明弘所長、日吉駅からは最遠となる湘南台(藤沢市)、上大岡(港南区)、関内(中区)や横浜(西区)、あざみ野(青葉区)、センター北(都筑区)、新横浜、そして日吉の管区駅長や副駅長、同駅の駅員ら職員約20人がサプライズ登場するという“大掛かりな演出”に、表彰式の会場から驚きと多くの笑顔があふれていました。
日吉駅長賞を受賞した日吉在住の大倉美津枝さんは、「今回のコンテストのキャッチフレーズに掲げられた “日吉の好きなところ”を家族で実際に街歩きしながら探し、作品づくりも家族の協力を得ながら行いました」と、日吉の散策途中で見つけた“いつもの”日吉本町駅の風景で、駅員が快くデザインの元となる写真の撮影に応じてくれたというエピソードを披露。
グリーンラインの車両を描き、同駅長賞に輝いた鬼束ゆうたさんの母・絵美さんは、「子が通う学童保育所での呼び掛けがあり、作品を応募しました。学童保育の先生方に感謝したい」と、“嬉しい限り”という想いを表現していました。
各駅長らの自己紹介の後、あいさつに臨んだ駅務管理所の大谷所長は、2008(平成20)年3月のグリーンライン開業当日の出発式を振り返り、「当時、センター北駅の副駅長として日吉駅での出発式に参加し、一言ごあいさつを申し上げました」と、“東急線”の街・日吉に新たに乗り入れを開始した当時のエピソードを披露。
今回のコンクールについて、「開業から12年余りの時を経て、素晴らしい作品を応募していただき、グリーンラインが皆様に愛されていると感じた。今後もグリーンラインをより愛していただき、東急線とともに日吉駅を盛り上げていくことができれば」との想いを熱く語っていました。
最後に、各駅長や駅員、職員らと受賞者らが記念撮影を行い、表彰式の想い出を一人ひとりが胸に刻んでいるかの時間を過ごしていました。
当日、受賞式の会場に駆け付けた、イベントを主催した普通部通りの山口愛さん(bistro GHIOTTO=ビストロ ギオット)、島名貴子さん(たつ吉グループ)も、今回の市営地下鉄による「サプライズ演出」に驚き、「とにかく感動しました。企画の苦労が報われるかのような思いです」(山口さん)との声を上げていました。
「第1回アートコンテスト」の表彰は、各店舗や協賛企業などにより順次行われているとのことで、「まだこれから表彰の店舗や企業もあります。ぜひ、掲示されている作品を探しに普通部通りや日吉駅にお立ち寄りいただくことで、日吉の街の“アート芸術”を感じてもらえたら」(島名さん)と、同通り会では、展示期間中の日吉の街の散策や来訪を呼び掛けています。
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【参考リンク】
・「教えて!日吉のすきなとこ」普通部通りで出会う GoodArt &GoodHiyoshi(日吉普通部通り会)