日吉駅で人気を博した「カブトムシ」2匹が、例年より遅い「本格的な秋」に慶應の森に放たれました。
東急線日吉駅(日吉2)は、2014(平成26)年から恒例となった地上改札前での「カブトムシ」の展示を先月(2020年)9月末日で終了。
この展示にも協力を行っている「慶應義塾大学・日吉丸の会」(日吉4・小宮繁代表)により、生き残った2匹のカブトムシが、今月10月3日に同大学日吉キャンパス(日吉4)内の森「まむし谷」に放たれました。
毎年、夏の終わりから初秋にカブトムシを放つことが多いとのことですが、「本来は8月末までの展示を予定していたのですが、大変人気を博したことから、期間を延長していました」と日吉駅助役の大塚忠幸さん。
今年は、最大15匹いたというカブトムシですが、最後はオス・メス1匹ずつが生き残るのみに。「直前までは3匹生きていたのですが」と、大塚さんは、夏の終わりを告げるカブトムシの生命の儚(はかな)さについても言及します。
同日午前、日吉丸の会事務局長の伊藤隆広さんに、小さな飼育ケースに入れられたカブトムシが手渡され、伊藤さんは、まむし谷エリア内「一の谷」に2匹をそっと放したとのことです。
日吉駅には、今年生まれた幼虫が10匹ほどいるとのことで、「来年の展示に向けて生命を無事つないでいけたら」と、大塚さん、同駅の駅員・スタッフは、2021年の展示に向けての準備を日々行っていく予定です。
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・夏の名残を日吉駅の2大風物詩から、恒例カブトムシと改札横の「のるるん」(2020年8月25日)
【参考リンク】
・日吉駅(東急電鉄公式サイト)